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- 主任研究員 大石真裕
- No.0137
ワクワクする商品・サービスの登場に期待
当研究所では、毎年1回、サラリーマン世帯の主婦の方々にご協力いただき「消費動向アンケート調査」を実施しており、先頃その結果がまとまった。詳細は、「SERIまんすりー2005年1月号」をご覧いただければと思うが、今回の結果をみると、主婦の景気に対する認識が改善していることがわかる。景気が「悪くなっている」という主婦は前々回(2002年)調査では65.6%に達したが、今回調査では24.5%にまで縮小した。また、現在の生活レベルの満足度については、依然として「不満足」が「満足」を上回ってはいるが、その差は大きく縮まり3ポイント差となった。雇用・所得環境の改善を、家計を預かる主婦も肌で感じているということであろう。
そして、2004年の耐久消費財等の購入実績については、「デジタルカメラ」がトップに輝き、「DVDプレーヤー」が第2位となった。長らくトップの座にあった携帯電話は、普及率の高まりもあって第3位に後退した。また、今後1年間に購入したい商品のベスト3は、「液晶・プラズマテレビ」、「デジタルカメラ」、「自動食器洗い乾燥機」、「洗乾一体型洗濯機」、「DVDレコーダー」の順となり、“新・三種の神器”と“高機能家電”が人気を集めている。
一方、食品、衣料、家電製品など商品を購入する際のポイントをみると、「ブランド」や「品揃え」を重視する傾向が強まった。東京の丸の内や銀座に海外の高級ブランド各社が競うように出店したり、特定分野に特化し、その中で豊富な品揃えを図る専門店が総合スーパーや百貨店を尻目に成長を遂げたことは、こうした消費行動を捉えてのことであろうし、個人のパティシィエの店が盛況なのも、一種のブランド信奉といえる。
2004年は、消費行動に明るい兆しがみられた年と言えるが、その一方で、配偶者特別控除が一部廃止され、定率減税の縮小・廃止が打ち出されるなど、今後の増税路線も明確になり、消費マインドが萎縮してしまう懸念も高まった。これからの時代は、心と体の「健康」や「環境」が商品・サービス開発の1つのキーワードといわれるが、我々がドキドキ、ワクワクし、購入したくなる商品・サービスが続々と登場することで、消費行動が活発になり、ひいては日本経済が成長路線を歩んでいくことを期待したい。
投稿者:主任研究員 大石真裕|投稿日:2005年01月07日|
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