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- 主任研究員 大石真裕
- No.0296
消費者が商品情報の入手に最も利用するツールは・・・
昨年12月、静岡県民500人と東京都民500人を対象に、「消費行動に関するアンケート」調査を行った。その中で、「商品・サービスに関する情報をどこから入手しているか」を質問したところ、静岡県民で最も多かったのは「テレビ」で、70.8%の方が回答した。IT技術が進歩する中でも、やはりテレビは、消費者の注意を喚起する最有力メディアとなっている。テレビに続くのが、「新聞の折り込みチラシ」(65.0%)、「カタログ」(53.8%)、「ネットの企業サイト」(51.6%)、「ネットの比較サイト」(49.4%)などだ。チラシ、カタログといった紙媒体が2位、3位を占めたが、家に居ながらにして商品情報を検索できる、インターネットも上位に食い込んだ。
一方、東京都民500人の回答は、やはり「テレビ」が第1位(72.6%)であったが、2位には「ネットの比較サイト」(54.0%)がランクインした。以下、「カタログ」(53.8%)、「ネットの企業サイト」(49.4%)、「家族・友人・知人」(45.6%)となった。第5位の「家族・友人・知人」は静岡を6.6%上回る回答率となったが、静岡と東京の差が最も大きかったのは「新聞の折り込みチラシ」だ。前出の静岡(65.0%)に対して東京は44.8%で、その差は20.2%に上る。その要因については、東京都における新聞販売の状況を調べてみないと確かなことは言えないが、定期購読率の違いが一因としてあるのではないか。サンプルの属性をみても、東京は学生や1人暮らし世帯が多く、個人情報流出に対する過度な懸念もあって、新聞の定期購読率が静岡よりも低いのではないだろうか。
最後に、静岡県民500人を年代別に分け、最も若い20歳代と年長の60歳代以上を比べてみると、20歳代でも「テレビ」はトップ(66.0%)となり、続いて「新聞の折り込みチラシ」(56.0%)、「雑誌」(54.0%)、「カタログ」「ネットの企業サイト」(ともに47.0%)となった。
60歳代以上でも「テレビ」(69.0%)は最多で、若者と共通する。しかし、第2位には、「新聞」並びに「新聞の折り込みチラシ」(68.0%)が入った。新聞は、年齢が増えるほど回答率も高まる傾向にあり、高年齢者を対象に広告をする媒体として有効といえそうだ。
逆に、若年齢層がよく活用する媒体は、同じ紙媒体でも「雑誌」や「フリーペーパー」であった。また、低い年代ほど、「ネットの個人サイト」や「小売店の店主・店員」「家族・友人・知人」も多くなる傾向にあり、若年層は、自身の決断を促してくれる、誰かの一言(お墨付き、批評等)を求めているのかもしれない。
※今回の「消費行動に関するアンケート」調査結果は、弊所月刊誌「SERIまんすりー2009年2月号」(2月1日発行)で、「特集/静岡県民の消費スタイルを探る」と題して、詳しく分析しています。もし興味がわきましたら、当所あてご用命下さい。
投稿者:主任研究員 大石真裕|投稿日:2009年01月23日|コメントを書き込む
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