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  • 主任研究員 玉置実
  • No.0340

愛犬HACHIに教えられたこと

 最近のペットブームに乗って、私の家でも、柴犬(名前:HACHI)を昨年8月から飼い始めました。10カ月経過して新鮮な驚きと発見が数多くありました。

1.家を守るより、自らのテリトリーを守る
 物騒な世の中ですから、犬を飼い始めた目的の1つに、防犯がありました。しかし最近、その期待が違っていたような気がしています。確かに、HACHIは、知らない人が来たり、知らない音が聞こえると吠えることがあるのですが、一方で、可愛がってくれそうな人には、見知らぬ人でも、自らお座りして、尻尾を振ることが少なくありません。ここまでは、HACHIの性格だから仕方がないとあきらめもつきますが、加えて、現在、庭の半分をハチの自由に動ける範囲としていますが、その範囲以外は、あまり興味を示しません。庭の残りの場所や家のことは、どこふく風です。しかし、自分のテリトリー内だと、飼い主ですら、勝手に物を動かそうとすると、凄い勢いで噛んできます。飼い主が侵入者扱いになってしまうこともシバシバ…。家を守るより、自分のテリトリーを守ることがHACHIにとっては重要なのです。

2.人の気持ちを見抜く
 犬だからといって、あなどれません。飼い主と駆け引きをします。トイレのために散歩をさせているのですが、最近は、なかなかトイレを散歩中にしなくなりました。トイレをすると散歩が終わってしまうことが分かっているようです。最初は30分で済んでいた散歩が、いつのまにか5分、10分と延びて行き、いまでは、散歩は1時間を超え、犬の体力とともに、私の脚力もつきました。また、本気で叱られているかどうかも分かるようです。公園などで悪さをした際、周りの人の目を飼い主が気にして叱ると、誰のことを叱っているのといわんばかりに、飼い主から目を背け、涼しい顔をしています。それ以来、HACHIの前では、素直にしています。

3.変わるのは飼い主
 名前負けしているので、せめて他の人が飼っている犬レベルに躾ようと、最近、ドッグトレーナーの派遣を依頼しました。トレーナーの話を聞いて、実践指導してもらうたびに、犬の悪い癖も直っていきましたが、飼い主の方も、誤まった飼い方や考え方も指摘されました。必要以上に可愛がらない、10秒経過するとその行為は忘れる犬が多いので、叱ったり、誉めたりはその場でしなければいけない、わざわざ餌を持ってきて誉めても、それは違うことを誉めているなど…。インターネットや本で、たくさんの情報を集め、躾の勉強をしたのですが、犬を飼い始めたことをきっかけに躾けられたのは、飼い主という実感が強くなる日々です。

 こうしたことを知るたびに、最近のペットブームの秘密が、少し分かり始めたような気になっています。


投稿者:主任研究員 玉置実|投稿日:2010年05月25日|コメントを書き込む

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