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<title>ウィークリーコラム</title>
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<language>ja</language>
<copyright>Copyright 2010</copyright>
<lastBuildDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</lastBuildDate>
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<title>求められる？「普通力（ふつうりょく）」</title>
<description><![CDATA[<p>　現代社会を生きる人間にとって、もっとも必要な力とは何だろうか。<br />
スポーツ、例えばサッカーなら、攻撃力、守備力など、分かりやすいものを容易に列挙することができる。しかし、一般の社会生活においては何が求められるのだろう？<br />
普遍的なものとしては、統率力、包容力、忍耐力などがあり、最近では、鈍感力などという新語も聞かれるようになっていきている。<br />
しかしここでは、あくまでも持論であるが、あえて「普通力」を推したい。</p>

<p>　「普通力」というのは、もちろん筆者の頭の中で思いついた言葉であるが、すでに他のどなたかの専売特許になっているのでは、という畏怖の念がよぎり、恐る恐るヤホー、ではなくYAHOO（ヤフー）で検索したところ、「普通力検定」というのが引っかかった。しかしそれは一般常識を問うものらしく、筆者のいうところの普通力とは別もののようなので、安心して筆を進めることにする。</p>

<p>　このコラムでいう「普通力」とは、けっして平凡ということではなく、普通な考え方ができ、何事も普通に行うことができるということである。組織においては、業務をごく普通にこなす、人と普通にコミュニケーションがとれる人が、やはり上司や部下にとっても接しやすいし、少々人より仕事ができても素行や性格にくせのある人より重宝がられるのではないだろうか。<br />
　また、ここでことわっておかなければならないのは、普通力を持つ（当たり前）というのは、実は難しいということである。<br />
　例えばゴルフで、ドライバーで普通にまっすぐ飛ばす、アプローチで普通にグリーンに乗せる、というのは非常に難しい。いや、これではすでに「普通力」を超えているとのおしかりを受けてしまいそうである。<br />
　しかし、ここまでではないにしろ、現代こそ、「普通」であることが困難な時代である。つまり、普通≒当たり前なことが、当たり前ではなくなっているのである。たとえば、礼儀やマナー、モラルなどである。ごく当たり前にできてないことが多いのではないだろうか。<br />
　いろいろな方面で普通力をつければ、人生が“普通に”楽しくなる。某元プロレスラーが言っているかどうかわからないが、「普通であれば何でもできる」のではないだろうか。たとえば、おいしいものを“普通に”おいしいと思うことができ、きれいな景色を“普通に”きれいに思うことができれば、人生により彩りが出てくる。<br />
　近い将来、「あの人は個性的」などより、「あの人は普通力がある」といった方がほめ言葉になるかもしれない。<br />
</p>]]></description>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">主任研究員 長村敏孝</category>


<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</pubDate>
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<title>伊豆で外湯めぐりを楽しむ“伊豆の温泉名人”を作り出せ</title>
<description><![CDATA[<p>　温泉好きの方はご存知だと思いますが、大分県別府市では、「温泉名人」の称号を目指して、別府市内の宿泊施設や共同浴場など約140カ所の温泉に入ってスタンプをもらう、いわゆる“外湯めぐり”を楽しむ、「別府八湯温泉道」という取組みが行われています。温泉名人になるには、88カ所の温泉に入らなければならないので、入浴料だけで４?５万円かかる計算になりますが、2001年からスタートで3,000人近い『温泉名人』が誕生しているそうです。参加者は、別府市内にとどまらず、隣接する福岡県や熊本県、宮崎県からの参加もあるということで、宿泊需要も発生していて経済効果も上げています。ちなみに、温泉名人になると、黒帯ならぬ金刺繍の入った黒タオル（1,500円、認定証付き）がもらえ、“ひょうたん温泉”の休憩所に肖像写真とともに永年展示されるそうです。</p>

<p>　２月初旬、観光庁から別府で温泉名人が3,000人近く誕生していることを裏付けるような分析が発表されています。「平成21年 国民の観光旅行の動向と課題に対する分析」というリポートでは、「温泉に行く」ことを『旅行』であると捉えている人が７割しかいないということが書かれています。つまり、３割の人は、旅行する感覚とは別感覚で温泉に入っているということになります。温泉療養が目的で『治療』と捉えている人はいると思いますが、残る３割の大多数は、「温泉に入ること（外湯めぐり）」自身が目的になっているようなのです。だからこそ、88カ所も温泉に入ろうとする人が数多く現われているのでしょう。<br />
　日本人の温泉好きは説明するまでもありませんが、よほどの温泉マニアでない限り、見知らぬ土地の共同浴場に入ったり、１日に何回も入浴することには抵抗があるはずです。しかし、“温泉名人になる”という目標というか、いろいろな温泉に入る口実ができると、温泉マニアだけでなく、その予備軍である普通の温泉好きの人たちが動き出すことは容易に想像できると思います。しかも、別府の場合は、単純なスタンプラリーとどまらせず、基準を満たした人に称号を与えて、特別な記念品を用意し、名前まで残すということで、温泉好きの挑戦意欲を沸き立たせる仕掛けが盛り込まれていますし、温泉名人にのみ許される「裏泉家」という活動では、普段は地元住民しか入れない共同浴場に入る、といった特別な活動も行われているそうです。</p>

<p>　類似した取組みとしては、1,000円前後で数カ所の温泉に入れる仕組みがありますが、割安な入浴券で利用者に地域を回遊してもらうことを主眼にしているところが多いので、継続的に地域を訪れて温泉に入ってもらうことは難しいのが実情です。そうしたことを考えると、消費者の旅行に対する価値観変化にも対応できている温泉地活性化策として、別府の取組みは有望な方策の１つと言えるのではないでしょうか。県内最大の温泉地である伊豆は、首都圏からの日帰り圏になっていると指摘されて久しいですが、温泉好きの人たちが定期的に伊豆を訪れるような仕掛けは、まだ少ないのが実態です。伊豆の外湯めぐりを楽しめる仕組みができれば、首都圏の温泉好きの人たちは、再び温泉地としての伊豆を注目してくれるでしょうし、“伊豆の温泉名人”を目指して、多くの人が実際に足を運んでくれるようになるのではないでしょうか。</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/yoichi-t/post_316.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">主任研究員 冨田洋一</category>


<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</pubDate>
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<title>季節の移ろいの感じ方</title>
<description><![CDATA[<p>　皆さんは、季節の移り変わりをどのように感じ取っているだろうか。庭で育てる草木の植替え、衣替え、食卓に旬の食材を並べるなど・・・。<br />
　<br />
　自問してみると、私の場合はバイクでの早朝散歩（歩いてはいないが）が当てはまりそうだ。静岡市に移り住んで10年以上になるが、夏で午前５時、冬なら６時過ぎに、雨が降っていなければ土日のいずれか１日は日本平に向かう。有料だったパークウェイ（山頂へのアクセス道路）も無料となってもう６年近くがたつ。今の時期は路面の凍結に注意しつつ、愛車をそろそろと走らせながら山頂へ。そんな時には、年中温暖で降雪がほとんどない静岡市に住むありがたみを改めて感じる。<br />
　山頂では、缶コーヒーを飲みながら一服し、遠方に見える富士山に目をやる。日本一の霊峰と呼ばれるにふさわしく、富士山には、その季節にふさわしい表情が浮かぶ。とくに、空気の澄んだ冬の早朝のたたずまいは何度見ても見飽きることがない。いわゆる定点観測ということになるのだろうが、富士山を通して、季節の移ろいを感じられることは、“静岡市民冥利”につきるのではないかと思う。</p>

<p>　この山頂やパークウェイをバイクで走りすぎる時の風景、空気の匂いの変化が、私をリフレッシュさせてくれるわけだが、バイク市場の今後については、１ユーザーの立場ながら先行きを心配している。というのも、専門紙によると、2009年の二輪車国内出荷台数は38万3,000台にとどまり、前年比で△26.6％と２年連続で２ケタ減とのこと。1999年には84万台近く出荷されていたことを考えると、この10年で半減以下まで落ち込んだことになる。若者のバイク離れや駐輪問題、昔に比べれば和らいだとはいえバイクについてまわる不良のイメージ・・・。欧州のように、大人の趣味として社会の理解が十分に得られているとはいい難いのが実情だ。</p>

<p>　静岡県は、ホンダ発祥の地であり、ヤマハ発動機やスズキの本社・工場を擁するなど、バイクとの縁が極めて深い。作り手である世界に冠たるバイクメーカーの歴史に身近で触れられるのも、本県民の特権といえるだろう。機会があれば、ヤマハ発動機のコミュニケーションプラザ（磐田市）やスズキ歴史館（浜松市）に一度足を運んでほしい。こんな静岡県だからこそ、節度ある県民ライダーが、季節の移り変わりをバイクで味わう奥深さ、楽しさを思い出し、この市場に戻ってきてくれることを願う。</p>

<p>　追伸　　とはいえ、真冬の早朝が寒くないわけがない。ほんとはすごく寒いです。今シーズンは電熱式のグローブを購入し、文明の利器のありがたみを指先で体感しています。</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/yasuaki-k/post_315.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">主任研究員 川島康明</category>


<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</pubDate>
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<title>地産地消は「大地と一体となった生き方」</title>
<description><![CDATA[<p>　「地産地消」という言葉を聞くようになって久しい。現在、全国各地で「地産地消フェア」などが行われているが、メディアに取り上げられるようなものの多くは広域拠点施設での出展やネット販売、通販の活用など、幅広い消費者を対象としており、「地産」ではあるが「地消」にはこだわらない、経済性重視の地場産品振興活動である。しかし、地産地消とは、本来は、「身体と土は一体」、すなわち、その土地で育ったものを摂取することがその土地の生活環境に適合しており、身体のためによいとする考え方に基づく。どちらかといえば、健康面に着目した考え方であり、効率などの面で経済性とは相反することも多い。</p>

<p>　そもそも、近代化以前の人間の食生活は、否応なく地産地消であったはずだ。それが高速交通網や冷蔵保存技術の進展を背景に、消費者のライフスタイルの変化や食料供給の安定化という国家的な戦略もあり、農作物は適地適作・消費地市場への一括出荷といういわば「他産他消」型の流通形態が定着した。さらには安価な輸入作物の流入等により、食品流通は、需要供給両面ともグローバル化し、その結果、「地産であること」が稀少価値を持つほど、食料生産地と消費地が離れた関係になってしまったということもできる。</p>

<p>　一方、供給や価格の安定性を追求した結果、国内では食料自給率が低下し、農業は衰退化、耕作放棄地が増えて地域環境も悪化、という事態を招いてしまっている。こうした状況を考えたときに、私はかつて読んだ歴史小説の中での次のような一説を思い出す。「大地は生命の根源であり、人間も草木や生き物と同じく大地に根をおろして生きるのが本当の姿だ。大地から離れ、人の働きで得たものを使うばかりでは、やがては生きる力を失う」。平安時代を支配し、過度な搾取で地方民を貧窮に追い込んでいた貴族階級を批判する登場人物の言葉だが、作者自身の主張でもあろう。この言葉通り、まもなく中央の貴族階級は権力を失い、当時は地方で大地に根を張って生きていた武士階級に追い落とされることとなった。</p>

<p>　技術的な進歩とともに効率性、経済性を追求した結果、大地とのつながりが希薄となった感のある現代社会にも通じる面はないだろうか。今さら、近代化以前の食料供給体制に戻すことは不可能であろうが、健康志向や食の安全、さらには環境問題や食料自給率に対する意識が高まる中で、農業を中核としたアグリビジネスが新たなビジネスチャンスとして注目を集めている。消費者側も、特に地方圏で生活するわれわれは、本来の意味での地産地消、すなわち「大地と一体となった生き方」を考える良い機会といえるのではないだろうか。</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/toyoharu-s/post_314.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">主任研究員 塩野敏晴</category>


<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</pubDate>
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<title>プチ自給自足生活、一歩？前進</title>
<description><![CDATA[<p>　ごみの減量化を兼ねて、段ボールコンポストで園芸に使う堆肥を作っている。おがくずを基材として土と米ぬかを混ぜて段ボール箱に入れ、野菜くずなど生ごみを投入すると、土壌菌の働きで夏場なら生ごみは１~２日で跡形もなくなる。納豆や麹と同じ「好気発酵」によるため、よく攪拌して細菌に酸素をたくさん供給しなければならないが、具合が良いと温度が上がり湯気がもうもうと立ち上って、ある種、ペットを育てる感覚で愛着もわいてくる。<br />
　発酵促進のため米ぬかや使用済みの天ぷら油などを加えれば、たちどころに50~60度まで温度が上昇し、「細菌たちが働いているんだ」と実感できたが、暖かい静岡でも、さすがに冬のベランダでは発酵が鈍り、さっぱり生ごみが分解されなくなってしまった。<br />
　どうやら春までは、生ごみの投入をやめて寝かせておくしかないようだ。</p>

<p>　冬は、ベランダ菜園も暇になる。玉ねぎやニンニクの収穫は５月ころで、今は世話をする必要がなく、春菊、茎ブロッコリーは穫れるが、育ちが遅い。何より、寒くて外に出たくない。段ボールコンポストも休止中だし、春からの栽培プランを頭の中で描くくらいしか楽しみがなくなってしまった。<br />
　プランターを３つ増やして………ミニトマトとキュウリとナスの苗を２本ずつ植えて………まてよ………うまくいってキュウリが穫れすぎたらどうしよう………<br />
暇な時の妄想はとどまることを知らない。頭の中は、山盛りのキュウリでいっぱいになる。毎日モロキュウでは飽きるし、さて、おいしく、たくさん食べるにはどうするべきか…気の早い悩みを解決したのは、コンポストに使った「ぬか」であった。ぬか漬けは、立ち上げに手間がかかり、維持が難しいといわれるが、肥料作りでぬかに触れただけなのに変な自信があり、市販の「ぬか漬けの素」に頼らず生の米ぬかと塩で一から自作しようと思い立ってしまった。</p>

<p>　100円ショップの食パン用プラスチック容器（容量4.2リットル）、お米屋さんの生ぬか1.5kgは90円、粗塩はたくさん入って80円＋鷹の爪＋昆布片の計300円弱で一式そろえ、ブロッコリーの葉や芽キャベツの葉を「捨て漬け」すること１週間、若い「ぬか床」ができ始めた。ぬか床の塩分が浸透圧で野菜の細胞内部に入ると栄養分や水分が外に出て、それを食べた乳酸菌の出す乳酸が野菜に浸み込み酸味を伴う旨味がでる仕組みで、年期の入ったぬか床ほどおいしい漬物ができるのは、野菜のエキスがたくさん溶け込んでいるからとも聞く。<br />
　ワイン、ヨーグルト、キムチと同じく、基本的には「嫌気発酵」だが、ぬか床には嫌気性の乳酸菌や酪酸菌と、好気性の酵母菌が共存。適度な状態を保つため、夏は１日２回、冬は１回かき混ぜる作業が求められ、これが面倒で続かず、ダメにしてしまうことが多いらしい。しかし、かき混ぜというより、酵母菌が繁殖した表面部分をげんこつで押し込んで、その圧力で下の乳酸菌が住むぬかが表層に来るようにすれば良いので、慣れれば20秒も掛からず、また、冷蔵庫に入れれば数日間はかき混ぜ不要と、実際は作業負担は小さいし手もそれほど汚れない。</p>

<p>　ぬかに漬けるとビタミンＢ群の含有量が生の野菜に比べて３倍から10倍以上に増加し、また、加熱しないためビタミンＡやＣが歩留まることから、「ぬか漬けは優れた健康食品」といわれる。さらに、水分が抜けることで、生で食べるより多くの野菜が食べられるため栄養分とともに植物繊維もより多くとれるなど、長所が多い自然食品である。<br />
　ただ、自分はそこまで考えているわけではなく、単純に漬物のおいしさに満足している。ガーデニング、家庭菜園から始まり、肥料作りに広がった趣味。エコでも温暖化防止でも家計節約でもなく、ただおもしろそうだから真似しようと思う「昔の日本人の普通の生活」?このささやかな「自給自足」ごっこに、またひとつ、毎日の「ぬか漬け」という楽しみが加わった。</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/takeshi-m/post_313.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">副部長 望月毅</category>


<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</pubDate>
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<title>今年の最重要課題は、雇用安定</title>
<description><![CDATA[<p>　2010年がスタートしたが、今年の最重要課題は、なんといっても雇用安定だ。鉱工業生産指数など一部の指標で回復の兆しがみられるが、全国の失業率は昨年7月には過去最悪の5.7%を記録し、その後も5%台と高水準で推移している。静岡県も例外ではなく、というよりも全国よりも雇用環境は厳しく、有効求人倍率は、昨年には、昭和38年の調査開始以来、初めて全国水準を下回り、7月には0.38倍と過去最低を記録した。こうした最悪の状況にある雇用が安定しないと消費回復、そして経済回復はありえず、ゆえに今年の最重要課題といえるのだ。</p>

<p>　では、どのような対策を打つべきか。まず、短期的な方策として、職を失った非正規労働者などの再就職支援（生活支援を含む）を継続することはもちろんだが、雇用調整助成金の活用や自治体などによる直接・間接雇用、さらには労働者の余剰・不足を生じている企業間での一時出向など、緊急避難的な雇用捻出・調整によって、少しでも失業者を発生させないようにすることが第一だ。また、今年の新卒の就職状況は非常に厳しいと聞く。学生と採用意欲のある中小企業とのマッチングや新卒偏重の採用方法の見直しなどで、学卒フリーターを増やさないことも重要だろう。</p>

<p>　さらに、長期的な視点も忘れてはならない。静岡県は、輸送用機器などの強い製造業によって支えられ発展してきた。こうした産業構造から雇用を考えたとき、正規労働者以外のフレキシブルな雇用形態は必要である。現在、製造派遣の禁止が議論されているが、本来は派遣制度も含めた非正規労働者の諸問題を改善することで、労働者の雇用と企業の活力を守り・向上させる発想が大切だ。将来的には、流動性（正規雇用以外の多様な働き方）と安定性（充実したセーフティーネット）を兼ね備え、かつ、労働者の長期的なキャリア形成が可能となる新しい雇用システムの構築を目指すべきだろう。</p>

<p>　それを実現する仕組みとして、例えば、非正規社員を含めた労働者ごとの能力・キャリア管理、正規と非正規の中間の雇用形態の創出、公的制度をベースとしつつも民間ビジネスも一翼を担う転職サポート産業の創造などが考えられる。そして、これらの仕組みを、国ではなく、産業構造や立地企業の特性を把握している地域（地方自治体や地元の商工団体・主要企業など）が主導して行うほうが実効性が高いと思われる。今こそ、地域ならではの“不況耐久力がある雇用安定システム”の構築が求められている。</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/shinya-y/post_312.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">副部長 山田慎也</category>


<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</pubDate>
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<title>ＡＮＡの「沖縄航空貨物基地」を視察して</title>
<description><![CDATA[<p>　富士山静岡空港の就航先のひとつである沖縄県那覇市。そこに、ＡＮＡ（全日本空輸）が進めている「沖縄航空貨物基地」がある。今12月、今後における富士山静岡空港の航空貨物利用促進に向けて、10月26日に運用開始したばかりの当基地を視察する機会を得たので、その概要を紹介してみたい。</p>

<p>　この貨物基地は、那覇空港に隣接する国内線ターミナルビル内に位置しており、新たな貨物上屋として、国際貨物エリア20,000平方メートル、国内貨物エリア7,700平方メートルの合計27,700平方メートルが整備された。総事業費は90億円といわれており、空港利用の促進、産業振興や雇用拡大が期待できるとして、沖縄県も一部費用負担しているとのことである。</p>

<p>　運用についてみると、貨物専用機（Ｂ767‐Ｆ、積載能力50トン）７機で、羽田、成田、関空、ソウル、上海、香港、台北の東アジア主要空港と結び、それぞれの空港を深夜に出発、この貨物基地に一旦、荷物を集結させてから仕向け地別に積み替えを行い、翌朝には、それぞれの空港に到着するというものである。たとえば、羽田は24:00出発→6:30到着、ソウルは23:35出発→6:40到着、香港は23:15出発→6:55到着といったタイム・スケジュールであり、深夜便を利用することで、航空貨物にとって最大の武器となるスピードを顧客（荷主）に提供できる仕組みである。</p>

<p>　実際、深夜に７機が貨物スポットに勢ぞろいした姿を見たが、なかなかの壮観な光景であった。現状の就航先は７先で、年間取扱貨物の合計トン数は24万トンとなるが、今後は就航先を12先、取扱量を45万トンにまで増やす予定である。これまでの取扱実績に対する細かな説明はなかったが、平均すると６割程度の積載量で、日本から海外へは「機械部品」、海外から日本国内へは「生鮮品」が主たる貨物との説明であった。経済が落ち込む中では、“まずまずの滑り出し”という評価である。</p>

<p>　ＡＮＡの戦略はこうだ。1.東アジアの航空需要が、今後、世界の中で最も高い伸びを期待でき、2.東アジアのハブ空港と飛行時間４時間以内で結ぶことができる沖縄の立地優位性を活かし、3.深夜発・早朝着といった荷主に利便性の高い集荷・配達時間のダイヤを提供することによって、4.フェデックスやＤＨＬなどインテグレーターと呼ばれる外国航空会社に奪われていた「エクスプレス貨物」を奪い返すとともに、5.沖縄の産業振興（物流・加工関連の企業立地の促進）にも繋げていこう、というものである。ＡＮＡの説明では、航空業界が厳しさを増す中で、「社運を賭けたプロジェクト」とのことである。</p>

<p>　ただ、静岡空港を考えた場合、この貨物基地と航空貨物を行き来させるには、いろいろなハードルがある。そのもっとも大きなものが、機材である。現状の沖縄便はベリー部に貨物を載せるスペースがないため、旅客需要を拡大して貨物を積載できる「中大型機」運行への格上げが必要としているが、沖縄便は、基本的に需要変動が大きい観光需要が主力であり、また、深夜便は騒音問題をクリアしなければならないという壁がある。</p>

<p>　私の個人的な意見を述べるならば、沖縄貨物基地に静岡空港からの航空貨物を運ぶには、年間10万トンという統計からみた後背圏の航空貨物量から推測して、旅客機でなく50トンクラスの貨物専用便を週1~2回程度飛ばすことを期待したいと思っている。ただ、機材繰りを考えると、週１~２便の貨物専用便については、静岡空港だけでなく、曜日ごとに、仙台、小松、岡山、千歳、福岡など、他の主要地方空港と組み合わせていくことが必要となろう。また、これはＡＮＡの機材を利用することが前提であり、すでに、荷主とフォワーダー、そして航空会社との関係は、ある程度固定化されていることもあり、荷主、フォワーダーのそれぞれに、いかにメリットを与えられるかも大きな課題となろう。</p>

<p>　ところで、歴史という観点から沖縄県というものを大きく捉えてみると、「中継」というのが、沖縄の大きなキーワードになっていたと言える。ふるくは、中国・明の時代に、琉球王朝は、日本、朝鮮、安南（ベトナム）、シャム（タイ）、ジャワ（インドネシア）とともに、中国と「柵封」（朝貢）態勢を結んでいたが、その中で、これら東アジアの国々から商品を輸入して、それぞれの国に輸出するという「中継」貿易で栄えたという歴史がある。また、最近では、「コールセンター」の基地が沖縄にあり、全国各地からの電話に対する応答サービスを、沖縄県がオペレーション基地として、その代行機能を果たすなど、これもひとつの「中継」といえる。観光や農業以外に、これといった産業がないことに対する沖縄県の大きな戦略であり、この「沖縄航空貨物基地」も「中継基地」として、大きく飛躍していくことを期待したい。</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/takahiro-u/post_311.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">調査部長 内野孝宏</category>


<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</pubDate>
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<item>
<title>中高年にもうひとつ趣味を</title>
<description><![CDATA[<p>　景気の自律的な回復には、内需の拡大が不可欠。これに異論を挟む者はいないだろう。しかし、現実には内需をなかなか増やせていないというのが、日本経済の実態だ。</p>

<p>　内需を構成する最大の要素は、個人消費であり、これだけで全内需の77％をも占めている。内需の拡大とは、個人消費の拡大と言い換えても差し支えないのはこのためである。</p>

<p>　そこで、個人消費を増やす為のアイデアをひとつ。「中高年の皆さんに、これからもうひとつの新しい趣味を持ってもらう」というのはどうだろうか。今、日本人は1500兆円もの個人金融資産を保有しており、決してお金が無いわけではない。しかも、この個人金融資産の過半は中高年が所有しているといわれる。</p>

<p>　このお金を使ってもらうには、趣味を持ってもらうのが一番である。なぜなら、人間好きなことには支出を惜しまない。例えば楽器演奏、ツーリング、写真など何でも新たに始めたらどうだろう。当然、楽器、バイク、カメラなどの支出が増えるのはいうまでもないが、それらを習うための学習需要も生まれる。</p>

<p>　楽器の演奏ができるようになれば、人前で演奏したくなるのは人情だ。写真だって、よく撮れたものは、誰かに見てもらいたくなるものだ。こうして、コンサートや展覧会が開かれ、そこに人も集まるようになる。</p>

<p>　さらに、趣味が増えれば、当然精神的にも豊かになり、地域の文化度が上がるのはいうまでもない。それに加え、精神的に豊かになれば、心の健康が高まるだけでなく、肉体的な健康にも貢献しよう。そうなれば、社会の医療コスト低減にもつながることになる。</p>

<p>　現在の中高年は、日本の高度成長を支え、物的豊かさを手に入れる原動力となってきた。しかし、その代償として、趣味を放棄してきた面も強い。だからこそ彼らには、精神的な豊かさを満喫してもらいたい。自分自身が精神的に豊かになることで、内需の振興にも貢献できるのだから、まさに一石二鳥である。</p>]]></description>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">常務理事 中嶋壽志</category>


<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</pubDate>
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<item>
<title>富士山静岡空港を利用して</title>
<description><![CDATA[<p>　この10月に初めて富士山静岡空港を利用して、熊本に行く機会を得た。9月に一度、同空港を見学したことはあったが、実際に利用するのは初めてのことであった。利用してみた第一印象は、非常にコンパクトにまとまった空港であるということだ。これまで私は、国内外問わず多くの空港を見てきたが、国内の地方空港と比べてみても、機能重視のこざっぱりした感じである。もっともこれは、静岡空港の現在の就航ルートと便数を考えれば、妥当な規模と施設であるように思われる。</p>

<p>　このコンパクトさは、ターミナルビルから滑走路まで近いというコンパクトならではのメリットがある。すなわち、就航便数が限られているため、搭乗手続きが簡単な上、搭乗すれば飛行機はほどなく離陸する、また着陸時には、飛行機が着陸後わずかな時間でターミナルビルに着く。特に、バッゲージクレームで手荷物を受け取る必要がなければ、直ちに到着ロビーに到着する。</p>

<p>　使い勝手が良いという点では、空港に隣接した無料駐車場もそうである。自宅からマイカーで空港に行き、駐車場に止めて少し歩けばチェックインカウンターに到着する。帰途も、到着後待ち時間無しで空港から自宅へ戻ることができる。今回、熊本から静岡空港到着後、わずか1時間強で、浜松市内にある自宅に着くことができた点は驚きであった。こうした利便性を考慮すると、空港内でのショッピング施設やレストラン、アミューズメントが少ないというようなデメリットはやむを得ないだろう。</p>

<p>　今回の出張目的は、静岡県と熊本県との産業交流を促進するためであったが、私にとって熊本は、静岡空港が開港しなければ、まず訪問する機会はなかった地域である。しかしながら、初めて熊本に行ってみると、阿蘇山や雲仙天草国立公園、黒川温泉など観光資源の豊富さには本当に驚かされた。なかでも熊本市の隆盛振りには目を見張るものがあり、壮大な熊本城、メインロードを走る路面電車、整備が行き届いた水前寺公園、（中心市街地が充実としているといわれる）静岡市よりはるかに大規模で賑やかな繁華街と、枚挙にいとまがない。</p>

<p>　これまで静岡県は、日本のほぼ中央に位置し東京や大阪にも近く、また新幹線や道路網も充実しているため、飛行機を利用して移動するという文化が乏しかった。そのため、今のところ搭乗率はあまり高くないようであるが、これは、単に飛行機に慣れていないことが最大の理由であり、実際に経験してみればその便利さは自然にわかってくる。今回、幸いなことに、札幌、福岡、鹿児島、熊本、小松という、これまで静岡にとって移動が不便であった地域と結ばれたことで、新たな観光ルート、ビジネスルートが開けた。JALの運行廃止の可能性など、富士山静岡空港にとって、先行き予断を許せない状況が続くことも予想されるが、日本各地との距離が縮まったことは事実である。空港を利用して交流人口が増え、静岡県の経済、産業、文化の発展に貢献することを期待したい。</p>]]></description>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">常務理事 高橋節郎</category>


<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</pubDate>
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<title>就職活動中の学生から学んだ“情報収集”と“情報処理”のあり方</title>
<description><![CDATA[<p>　街を歩いていると、就職活動中と思しき学生を見かける季節がやってきた。就職活動の開始時期が年々早くなっているように感じるが、今年は不況の影響で新卒採用を抑制する企業が多いこともあり、学生の動き出しも特に早いように感じる。</p>

<p>　そんな中、就職活動中の学生数名と今年度の新入社員数名を集めた座談会にOBとして招かれた。彼らと話をしているうちに、私達が就職活動をしていたころから、わずか10年ほどの間に就職活動のあり方が大きく変化していることを改めて知らされた。</p>

<p>　その変化とは“情報”の扱い方で、情報収集が容易になったことにより、情報を処理しきれなくなっていることである。ここ数年でインターネットが劇的に普及し、就職希望する企業について、財務状況などの基礎情報はもちろん、実際に働いている従業員の声をはじめ、あらゆる情報を得られるようになった。本来であれば、情報量が多くなることは学生にとってプラスになるはずである。しかし、学生の話を聞いていると、実際は多すぎる情報を処理しきれず「本当に重要な情報は何なのか？」がわからなくなっているという。また、情報収集が容易になったことで、昔のようにOB・OG訪問を積極的に行ったり、何時くらいまで働いているかを会社の前まで見に行ったり、といった足で稼ぐ“リアル”な情報を敬遠するようになり、インターネット上の掲示板などコミュニティサイトで楽に得られる“バーチャル”な情報を鵜呑みにする学生も多くなっているようだ。</p>

<p>　一方、今年度の新入社員に、会社に入ってから半年経過しての感想を聞くと、「事前に思っていた雰囲気と違う」といった声や、「会社に入るまで人事以外の従業員と接したことが無かった。入社してみると、人事が新入社員研修で何度も言っていた『自ら考え、自ら行動する』ような人はいないように感じる」といった声が聞かれる。このように、入社前と入社後のギャップを感じて半年を待たずに退職する人も少なくないという。</p>

<p>　これらをまとめると、1.“リアル”な情報よりも“バーチャル”な情報に頼りがちで、自ら足で稼いだ情報が少ない、2.数ある情報の中から、自分に必要な情報を見極める情報処理が出来ていない、といった問題点を最近の学生は抱えており、入社前の情報と入社後の現実にギャップを感じ、入社してから苦労する原因にもなっていることがわかる。これらの問題点は学生にだけ責があるわけではなく社会的な変化であると捉え、受け入れる側がこれらのギャップを理解するとともに、インタラクティブなコミュニケーションを密にとっていくことが重要でなないだろうか。</p>

<p>　最後に、情報のありかたについて考えてみると、先に挙げたような問題点は学生に限ったことではないことがわかる。最近では、マスメディアや研究機関でも容易に得られる“バーチャル”な情報を利用するケースが見受けられ、企業においても“バーチャル”な情報を経営判断に用いているように思われる。学生や新入社員の手本となるべく、情報収集と情報処理の重要性を肝に銘じ、“本質を見抜く眼”を持つことが求められているのは、私たちのほうかもしれない。</p>]]></description>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">研究員 森田陸</category>


<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</pubDate>
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<title>２００９年の東京モーターショーからみえる理想社会の姿</title>
<description><![CDATA[<p>　千葉市の幕張メッセで開催されている「東京モーターショー2009」を視察してきた。出展企業は欧米勢の出展辞退が相次ぎ、前回に比べて半分以下に減少した。来場者も100万人に届かない見通しであるなど、全体的にやや活気が足りない印象を持ったが、ショー全体としては、“クルマを楽しむ、地球を楽しむ”というテーマの通り、環境を志向するというスタンスが明確になっており、魅力溢れるハイブリッド車（HV）や電気自動車（EV）などが、光・音・映像を駆使してＰＲされていた。</p>

<p>　さて、今回私はEVに焦点をあてて、各自動車メーカーを視察したが、その中で日産自動車が提案していた「電気自動車のある風景」が印象深かったので紹介する。これは、ゼロ・エミッション車（二酸化炭素をはじめとした排出ガス、騒音、ガソリンなどが“ゼロ”の車）が創造する新しいモビリティライフスタイルの提案である。例えば、市街地の至るところにある駐車場や家庭の駐車場で、EVの充電（いわゆる燃料補給）ができ、その電力はビルの屋上を利用した太陽光発電や、海岸において風力発電を利用する。こうすることで、化石燃料を一切使わない究極の環境社会が実現するというものである。また、EVの利用を促進するために、幹線道路にEV専用レーンを設置するなど環境に配慮する人を優遇していることも特徴的であった。</p>

<p>　「電気自動車のある風景」は、消費するエネルギーを太陽光や風力などの再生可能エネルギーで作り出すというまさに理想的な社会であるが、現実には課題が多いと思われる。自動車技術のさらなる進歩もさることながら、道路や充電設備などインフラ側の整備が不可欠となるからである。そのためには、自治体など行政の協力がカギとなり、実際、既に日産自動車では、いくつかの自治体と、具体化に向けて話を進めているとのことであった。</p>

<p>　今世紀中には石油が枯渇するともいわれており、また、中国やインドなど新興国の石油消費量の増大とあわせて、石油に依存した社会からの脱却は急務である。こうした中、日産自動車が提案するライフスタイルは、環境と調和した社会をイメージさせる。<br />
　“自らが消費するエネルギーを自らが作り出す社会”とはどんな社会であるか？東京モーターショーを通して少しイメージできた気がする。</p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="20091105.jpg" src="http://www.seri.or.jp/column/img/20091105.jpg" width="420" height="192" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"/></span>
<div style="text-align: center;"><strong>「電気自動車のある風景」</strong></div>]]></description>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">研究員 石田進吾</category>


<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</pubDate>
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<title>「朝」を制するものはビジネスを制す！？~「朝活」を考える~</title>
<description><![CDATA[<p>　最近、｢就活｣、「婚活」に加えて、｢朝活（あさかつ）｣というフレーズを耳にするようになった。<br />
　「朝活」とは、ビジネスパーソンなどが、勉強や運動、さらに朝食会を兼ねた異業種交流会や勉強会などの活動を朝の出勤前の時間を活用して行うことをいう。</p>

<p>　「朝活」が広まった背景として、第一には昨今の健康ブームの影響があると思われるが、「人生を変える朝活！」（青志社）の著者、常見陽平氏は、経済不況をはじめとするネガティブな社会のムードに対し、「こんな時代だからこそ人生を楽しもう」、「徹底的に自分磨きをしよう」というポジティブな反発が「朝活」に繋がっているのではないかと述べている。<br />
　同氏によると、早朝営業の英会話スクールやフィットネスクラブ、喫茶店など｢朝活｣の受け皿も増えているとのことである。今年4月には、東京・丸の内で、平日の朝７時30分から授業を行う市民講座「丸の内朝大学」が開講するなど、「朝活」市場はますます拡大している。</p>

<p>　ところで、「東大・京大で１番読まれた本」というキャッチコピーで、1986年に文庫本化された外山滋比呂お茶の水女子大名誉教授の「思考の整理学」（ちくま文庫）がベストセラーとなり話題を集めている。本書には、「朝飯前」というタイトルの章があるが、ここに現代の「朝活」について述べているかのような内容が書かれている。「朝飯前」は、「朝食前にもできるほど、簡単だ」というのが一般的な意味である。しかし、同教授は、「起床後の空腹の状態は頭が冴えており、困難な物事でも、朝食前に行えば簡単に片付けることができる。その光景を端から見ると、いかにも簡単そうであることから、「朝飯前」と言われているのではないだろうか」という趣旨の持論を展開し、20年以上前から「朝飯前」の「朝活」を提唱している。</p>

<p>　周知のとおり「早起きは三文の徳」ということわざもある。その起源は、一説には「奈良では家の前で鹿が死んでいると三文の罰金を科せられるので、早起きをして他へ移動させる」というエピソードに由来していると言われている。<br />
「早起き」の効用は、「朝活」となって現代のビジネスパーソンに受け継がれ、積極的な「自分磨き」に発展しているようである。</p>

<p>　私は、出勤前に静岡市内のあるカフェで朝食を済ましているのだが、毎週決まった曜日に、「朝食会」と銘打った集まりを開催しているグループを見かける。年齢、性別などはさまざまであり、どのようなバックボーンを持った方たちの集まりなのかは見当がつかないが、ここ静岡県にも確実に「朝活」の波が打ち寄せているようである。</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/cat_5/post_306.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">研究員 田中克明</category>


<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</pubDate>
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<title>相次ぐ大型トレーラーの横転事故</title>
<description><![CDATA[<p>　最近、大型トレーラーの横転事故のニュースをよく耳にするようになった。記憶に新しいのが、昨年8月に首都高速5号下り線で発生した大型トレーラーの横転事故である。この時には幸い死者は出なかったが、満載していた燃料に引火して火災が発生、全面復旧までに2カ月以上を要するほどの大事故となった。また、今年2月には同じ箇所の上り線で大型トレーラーの横転事故が発生している。さらに、3月には首都高速4号線で、5月には首都高速湾岸線や名古屋の環状線で、9月にはまたも首都高速で大型トレーラーが横転する事故が発生した。名古屋の事故では横を走っていた乗用車がコンテナの下敷きとなり、乗っていた方が亡くなっている。そのほか、横転までには至っていないが、大型トレーラーが関連する事故は多数発生している。</p>

<p>　事故の多くがカーブ付近で発生していることから、速度超過やハンドル操作ミスといった運転手側の過失もあるが、原因は別のところにもあるようだ。</p>

<p>　まずは、トレーラーの特性。トレーラーは、車が荷台と一体になっているトラックと異なり、運転手の乗るトラクターがコンテナを載せた台車を引っ張る構造のため、荷台の動きが分かりづらい。また、背の高いコンテナを積んだトレーラーは、トラックよりも重心が高くなり倒れやすい。<br />
　次に、制度上の問題。トレーラーが積んでいる国際海上コンテナと呼ばれるコンテナは、荷物が片側に寄って積まれた状態、いわゆる片荷の状態やコンテナ内で荷崩れが起きるなどの異常に運転手が気づいても、無断でコンテナを開けて中の荷物を確認することができない。このため、荷物の内容や形状などが分からないまま、不安定な状態で運転することになり事故につながる。反対に、荷物の積み付け状況（荷物がコンテナ内でどのように積まれているか）や総重量、危険物の有無、種類などの情報が運転手に正確に伝わっていれば防げた事故もあるとさえいわれている。<br />
　平成17年12月、国土交通省は「国際海上コンテナの陸上における安全輸送ガイドライン」を策定、国際海上コンテナを安全に陸上輸送するために港湾運送事業者、トラック事業者などが取り組むべき具体的な措置を示した。しかし、強制力はないため前述の通りその後も重大事故が相次いで発生している。</p>

<p>　民主党は政権交代前、コンテナ輸送の安全確保のため「国際貨物コンテナ運送における輸送の安全確保に関する法律案」（国際コンテナ運送法案）の成立を目指していたが、現在は中断されている。ETC割引効果もあり、普段高速道路を利用しないようなサンデードライバーをはじめ高速道路の利用者数は増加している。高速無料化の議論の前に、まずは人々が安心して利用できる高速道路となるような仕組みづくりが求められる。</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/cat_3/post_305.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">研究員 森晃昌</category>


<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</pubDate>
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<title>静岡県の「ご当地ゆるキャラ」事情</title>
<description><![CDATA[<p>　全国で「ご当地ゆるキャラ」がブームになっている。<br />
　「ゆるキャラ」は、もともと国や地方自治体、各種団体などが町おこしや名産品、イベントなどのアピールのために作ったものであるが、本来アピールすべき内容よりも、外見やキャラクター性などに注目が集まるようになっている。<br />
　「ゆるキャラ」ブームの火付け役となったのは、“ひこにゃん”（滋賀県彦根市）で、2007年の彦根城の築城400年を記念して誕生、そのゆるさが受けて、全国的に知名度の高い人気キャラクターとなった。その他、独特の外見に「かわいくない」と批判が相次いだ“せんとくん”（奈良県）などユニークな「ゆるキャラ」は全国で次々に登場しており、静岡県内でも登場している。</p>

<p>　磐田市や袋井市で、ハンバーグによる地域活性化を図る有志団体「食べよう！！ハンバーグの会」は、「ゆるキャラ」の“ハンバーグマのグーグー”を「会長」に、「ハンバーグ食べ歩きマップ」やフリーマガジンなどを発行し、地域の飲食店の紹介などを行っている。<br />
　“グーグー”は、県内外の様々なイベントに積極的に参加しており、テレビで取り上げられる機会も多いほか、最近では、男性向け料理雑誌などにも登場している。また、Tシャツなど関連グッズのネット販売などを通じ、支持の拡大を着実に進めている。<br />
　また、今月23日から25日まで彦根市で開催される「ゆるキャラ祭りin彦根　キグるミさみっと2009」にも、静岡県勢で唯一、参加する予定となっている。<br />
　このように“グーグー”の知名度向上に向けて積極的に取り組むことで、「食べよう！！ハンバーグの会」は、静岡県内に留まらず、全国的に活動内容をアピールしていく考えという。<br />
　静岡県内では、“グーグー”のほかに、“あおいくん”（静岡市葵区）や“かんちゃん　なみちゃん”（函南町）など自治体が企画して誕生した「ゆるキャラ」も多く存在する。こちらは、交通安全運動などのイベント活動（あおいくん）やカレンダー、広報誌上での住民へのアピール活動（かんちゃん　なみちゃん）を通じ、地元住民に親しみをもってもらうことを目的に活動しており、必ずしも全国レベルでの知名度獲得は志向していないという。</p>

<p>　「ゆるキャラ」がブームとなり、全国で500種類以上も登場する中で、外見やイメージにこだわりすぎて何をアピールしているのか、わかりにくいものも少なくない。<br />
　「ゆるキャラ」も、外見ばかりでなく「何をアピールしたいのか」「誰にアピールしたいのか」という中身が重要だと思う。その上で、支持拡大に向けた地道な努力も必要不可欠である。愛される「ゆるキャラ」を育て上げていくのは、「ゆるい」やり方では難しいようである。<br />
</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/cat40/post_304.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">研究員 田原 真一</category>


<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</pubDate>
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<title>暫定税率廃止を巡るひとり言</title>
<description><![CDATA[<p>　民主党のマニフェストには、自動車関係諸税の暫定税率の撤廃が掲げられている。公約通りに実現の運びとなれば、長年上積みされていた暫定税率分の負担がなくなり、自動車取得税は取得価額の５％から３％に、重量税は0.5トンごとに年間6,300円から同2,500円となり（いずれも乗用車の場合）、約50％減税されるようになる。</p>

<p>　私が疑問なのは、現在のエコカー減税との兼ね合いだ。エコカー減税は当初から３年間の計画であるため、ふたつの減税を両立させるのだろうか。それとも、自民党政権時代のエコカー減税は早期に打ち切ることになるのだろうか。一体いつまでに、どのようになるのか、その方向性がまだはっきりしていない。<br />
　わが家には購入後11年を過ぎ、走行距離も約13万キロに達し、老朽化が激しい乗用車がある。買い替えを検討しているのだが、家族会議で購入候補に挙がった車種は、エコカー減税75％対象車と、減税対象でない車の２車種だった。<br />
　ここで考えるのが、エコカー減税が早期に打ち切られるのであれば、エコカー減税対象車を急ぎ購入すべきとなるが、ふたつの減税が両立されるのであれば、話は変わる。新年度まで待てば、エコカー減税75％対象車の減税額はさらに大きくなるし、エコカー減税対象外の車も購入条件が大幅に変わる。暫定税率廃止は来年度からともいわれる中、車種の選択、購入のタイミングが今、非常に悩ましいのだ。</p>

<p>　エコカー減税と補助金制度は県内でも市民のエコカー購入意欲を後押しした。ただ、政権交代が実現し、こうした素朴な疑問が浮かび、新車を購入するタイミングを計りかねている人は、私ひとりでないのではなかろうか。<br />
　もっとも、いかなる買い物においても“欲しいときこそが買い時”と考える方が賢明なのかもしれないが…。<br />
</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/cat_2/post_303.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">研究員 栗原広樹</category>


<pubDate>Thu, 11 Mar 2010 12:15:19 +0900</pubDate>
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