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<title>ウィークリーコラム</title>
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<language>ja</language>
<copyright>Copyright 2011</copyright>
<lastBuildDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</lastBuildDate>
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<title>地元を知る機会</title>
<description><![CDATA[<p>　先日、高校時代お世話になった先生に誘われて、とある高校で行われた地理の野外実習授業を見学した。その内容は、地図を片手に高校の周辺地域を歩き、地理の授業で学んだ地図記号の読み取りや現在地の標高を確認することや、周辺の歴史遺産や街並み、名称などからその地域の特徴や変遷を理解することであった。普段、現在地の標高や地域の標高差を気にする人はほとんどいないだろう。しかしいざ地図上で確認すると、住宅街をほんの数10m歩くだけで２〜３mの標高差があることに気づく。そして道路の起伏や住宅の高さを比べるとその高低差を肌で感じることができる。その高校は海から近い位置にあり、その地域の標高を認知することで、「東日本大震災級の津波がきたらどうなるか…」、「もっと標高が高く安全な場所はどこだろう…」と考えはどんどん膨らみを増してくる。</p>

<p>　また、その地域では最も標高が高い35mほどある秋葉山の上に、地元では「秋葉さん」として親しまれている秋葉寺がある。なぜ最も標高が高いところに秋葉さんがあるのか、秋葉さんは地域にどのような影響を与えているのか、秋葉さんとAKB48は関係があるのか…など今まで身近にあったにも関わらず興味を持たなかったことにも、いざ認知するとさまざまな疑問や発想が浮かんでくる。</p>

<p>　社会人になると、よく「高校や大学で学んだ学問は、社会に出るとほとんど利用することがない」という声を聞く。たしかに地理に関しても地図記号や世界の地名、事象を記憶しているだけでは灯台もと暗しで、日常の実務にはあまり役立たないだろう。しかし今回の野外実習もそうであるが、就職活動において自分の身のまわりに長く根付いている産業や、独自の技術や個性を持っている中小企業に目を向けるなど、今まで学んできた知識や考え方を身近なことに当てはめることで新たな発見や出会いの足がかりが生まれるだろう。</p>]]></description>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">研究員 青嶋一浩</category>


<pubDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</pubDate>
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<title>土手から見える風景</title>
<description><![CDATA[<p>　健康維持のため週末によく近所の土手をランニングするのが習慣になって、走りながら河川敷の風景を見るのを楽しみにするようになった。そこでは、毎週かわるがわる子供から大人までさまざまなグループが活動している。その中でも、かつて私は野球少年団に属していたことがあったことから、少年野球の一群を目で追いかけてしまうことが多い。練習中、エラーした少年に向かって、指導監督の怒号が飛んでいるのは20年前と変わらない。ノックで横に振られた打球を正面に回りこんで捕球するのが定石なのだが、子供によっては横着して正面に回りこまずにシングルハンドで捕球しようとしてミスをしてしまう。あれでは上手くならないなと内心思いつつ、彼らが大人になったときにどちらの方が世間に対しての適応能力が高くなるのだろう、とふと考えることがある。正攻法で打球の正面に回り込めば、確実性が高い上に捕球が容易であり安定しているのだが、監督の指導に従わずあえて捕球が難しいシングルハンドを選択することで結果的に応用を磨いていると考えれば、後者の方がなんだか挑戦心があり大物になる予感もしてくる。なお、自分の時はといえば、“監督の指示には絶対”のチームカラーであったので、正攻法で正面に回りこみ、体に当てても後ろにそらすことだけはしないようにしていた。</p>

<p>　時代によって指導方法の違いや個人の技術レベルの差はあるけれども、子供時代に外で仲間とスポーツすることで得られる恩恵は今も昔も変わらない。体力向上に寄与するだけでなく、仲間と過ごすことで忍耐を醸成し、“相手とのコミュニケーション”や“察すること”を自然に習得できる。野球で言えば、試合中にエラーをすればチームに迷惑をかけるので、次は同じ失敗をしないようにと心に誓う。サッカーで言えば、いつまでも１人でボールを持っていれば周りのひんしゅくを買うので、誰かにパスすることが相手との関係を良い方向にもたらすことを知る。もしかしたら、あの時見たシングルハンド捕球の少年も、周囲の関係を良好に保つために捕球方法を変更するかもしれない。<br />
　ところで、不景気のためここ数年の有効求人倍率は相変わらす低いままで、就職に難儀する学生が多い状況が続いている。よく言われる理由の一つが、“ミスマッチ”である。大企業志望の学生が多く、中小企業が不人気の状態が今も続く。また、企業と学生では「コミュニケーション力」の認識が異なることも指摘されることがある。学生の中には相手と積極的に話すことのみがコミュニケーション促進につながると考える人もいるようだが、企業によっては空気を読み、察する力が「コミュニケーション力」というものであり、主張しすぎれば逆にマイナスになることがある。一見当然のようでいて、意外にもこのことに気づいていない若い方が多いと最近聞いた。</p>

<p>　考えてみれば、若い頃携帯を所持しないで育った世代と、小学生時代から携帯でメールするのが日常の世代がお互いを十分に理解するのは、簡単ではないのかもしれない。それが就職時の面接ともなれば、短時間でお互いをマッチングしなければならず更にそのハードルが上がる。このような現状の中、異なる世代間の「コミュニケーション力」をどう育むのか。<br />
　集団スポーツには、仲間と切磋琢磨することで相手との距離感を知ることや指導者に叱咤されることで上位者との関係を自然に身につけることができるという時代を超えた良さがある。異世代とのコミュニケーションの向上を図る有効な方法の１つとしてスポーツの普及にもっと努めてもよいのではないかと思う。週末の河川敷に限らず、少年少女らのスポーツ活動が今後も多くの場所で行われるよう皆でサポートしあっていくことが大切だろう。</p>]]></description>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">研究員　増田知臣</category>


<pubDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</pubDate>
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<title>秋入学で大学の国際化は進むか　~注目される国際教養大学の取組み~</title>
<description><![CDATA[<p>　海外での生産や販売、出店など、企業の国際化が進行していると言われている。また、それに伴い、企業内における人材の国際化も急務であるとされ、筆者も今年のまんすりー７月号で、外国人留学生の活用について取り上げさせていただいた。しかし、人材の国際化は、長い目で見れば、日本人、特に若年層の国際化が必要であり、社内で国際的な人材を育成することは困難であるため、あらかじめ国際的な人材を採用することが手っ取り早い方法といえよう。そこでカギを握るのが、企業に人材を送り出す大学が、いかに国際的な人材を養成していくかいうことである。</p>

<p>　こうした中で、現在議論されているのが、大学による秋入学の導入である。つまり、大学の入学時期を現在の４月から、グローバルスタンダードでもある９月に移行することで、外国人学生の日本留学、日本人学生の海外留学といった往来を活発にし、大学の国際化、ひいては国際的な競争力の向上を図っていこうというものである。<br />
　東京大学が現在、秋入学制度の導入を検討しているが、実は、すでに導入済の大学があることはあまり知られていない。秋田市にある国際教養大学である。2004年に開校した同学は、秋田空港近くの山中にある公立大学で、学生数は820名（2011年4月現在）と少ないが、秋入学だけでなく、他の大学とは異なる様々な特徴を持つ。学部は国際教養学部のみであるが、全ての授業が英語で行われている。また在学期間中に、１年間の海外留学が義務づけられ、提携大学は欧米からアジア、オセアニアなど全世界に及ぶ。授業が英語で行われ、キャンパス内に外国人留学生が多いことから、同大学にとって海外留学はそれほど必要性は高くないと思われるが、同大学の学生によれば、海外留学は、もちろん言語能力を磨く場でもあるが、むしろ、異文化と接する中で思うようにいかないことが多く、自分自身で意思疎通を図って問題解決を図っていかなければならないため、精神的なタフさが身につくことが最大のメリットであるらしい。このような海外留学の効果もあって、国際教養大学は、2007年度に初めて卒業生を送り出してから、新日鉄、三菱重工、ソニー、住友商事など、名だたる企業に人材を輩出するようになっている。</p>

<p>　筆者も、1998年に中国上海において、語学研修という形で、秋入学を経験している。そこでは、外国でなければ感じることのできない空気、得られない経験を得ることができた。<br />
　今日の国際情勢にあっては、日本はもはや、政治や社会、経済、さまざまな方面で、島国根性を持ち続け、実質的な鎖国状態を維持することは許されない状況にある。現在はどちらかと言えば内向きといわれている若者が、今後は積極的に世界への扉をノックしていくことを期待したい。</p>]]></description>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">主任研究員 田中敏孝</category>


<pubDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</pubDate>
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<title>伊豆半島の“ジオパーク”認定に向け動き始めた静岡県</title>
<description><![CDATA[<p>　ジオパークというものをご存知だろうか。ジオパークとは、大まかにいえば、学術的価値を持った地形や地層などの自然遺産を用いて、その土地や地球の成り立ちを知ることができる自然の中の公園のことである。ただし、ジオパークの対象となるのは、地形や地質だけに限らず、その地域の自然環境を利用して培われてきた人々の歴史や暮らし、つまり、特産品や食べ物なども構成する要素として含まれることが特徴としてあげられる。<br />
　日本には現在、日本ジオパーク委員会が認定した「日本ジオパーク」が20地域ある。一方、世界には、今年９月時点で、27カ国の87地域に「世界ジオパーク」があるが、世界ジオパークに選ばれるためには、まず、日本ジオパークの認定を受けた後、世界ジオパークネットワークによる審査を受け、認定される必要がある。ちなみに、現時点で世界ジオパークに認定されている日本のジオパークは、洞爺湖有珠山（北海道）、糸魚川（新潟県）、島原半島（長崎県）、山陰海岸（鳥取県、兵庫県、京都府）、室戸（高知県）の５地域となっている。</p>

<p>　ところで、ジオパークと似た感じのものとして世界遺産があるが、どこに違いがあるのだろうか。世界遺産は、多国間の世界遺産条約に基づいてユネスコが制定しているもので、顕著な普遍的価値を持つ文化遺産や自然遺産の保護を主な目的としている。一方、ジオパークは、ユネスコの支援によって2004年に設立された世界ジオパークネットワークが認定する自然公園であり、その主な目的は、地球科学的に貴重な自然遺産を保護しつつ、それらを地域の教育や科学振興、および観光事業に活用し、持続可能な方法で地域を活性化させることとなっている。つまり、世界遺産が対象物の保護・保全に重点を置いているのに対し、ジオパークは、対象地域の保護と活用の両方を重視しているのである。</p>

<p>　このたび、富士山の世界文化遺産への申請が決まったが、静岡県では、伊豆半島のジオパーク認定を目指す取組みも始まっており、今年３月には、「伊豆半島ジオパーク推進協議会」が設立された。伊豆半島は、かつて日本の南洋にあった火山島であったとされ、フィリピン海プレートの北上によって本州に衝突し、火山活動を経て現在の伊豆半島が出来上がったといい、世界的にも珍しい成り立ちだといわれている。また、大室山や堂ヶ島海岸といった地質・地形学的に貴重な自然資源だけでなく、伊豆半島の自然をもとにしてこれまで営まれてきた生活が生み出した棚田やわさび田のほか、火山信仰の神社や豊富な温泉など、伊豆半島の持つ豊かな資源はジオパークにふさわしいものだといえよう。ジオパークとして認定されるためには、これら自然環境の存在だけでなく、ツアーガイドの養成や各ジオサイト（見どころ）の理解など、地域住民の主体的な行動が重要になってくる。今後、行政機関だけでなく、地域全体で盛り上がっていくことで、ジオパーク認定に向け前進していってほしいと思う。</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/cat_4/post_354.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">研究員 大石彰男</category>


<pubDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</pubDate>
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<title>清水エスパルスに久々の大物、ユングベリ選手が加入</title>
<description><![CDATA[<p>　Ｊリーグ設立以来20年近くが経過し、サッカーは日本にすっかり定着したようだ。リーグ戦では１万人を超える観客が集まり（2010年度Ｊリーグ ディビジョン１平均入場者数：18,428人）、なでしこジャパンの活躍から女子選手も注目を集めている。また、書いた本がベストセラーになったり、引退してテレビタレントになったり、本業のサッカー以外で活躍する選手も目立ってきた。こうしたことも、サッカーが日常生活に溶け込んだことの証左といえる。</p>

<p>　サッカーの面白さのひとつに、国際化が進んでいることが挙げられよう。ボールひとつあればできるサッカーは、世界中のさまざまな国でプレーされている。そのひとつである日本でも、Ｗ杯やオリンピックでの他国との対戦や、海外リーグにおける日本人選手の活躍に、国民は一喜一憂する。長くプロスポーツ界をリードしてきた野球でも海外との交流はあるが、ＷＢＣ次回大会には参加するかも不透明だし、選手が米国メジャーリーグに挑戦するには９年もかけて海外ＦＡ権を取得する必要がある。長谷部、内田、岡崎、長友、香川など若手・中堅が海外進出するサッカーは、イチローや松井などベテランが中心の野球と比べ、「海外への挑戦」という夢を語れるスポーツといえよう。<br />
　海外へ羽ばたく選手がいる一方、日本でもさまざまな国から来た選手のプレーをみることができる。ただし、ジーコ、アルシンド、リネカーなどが活躍したＪリーグ初期と比べ、近年では外国人選手が小粒になったといわれてきた。そんな中、久々の大物選手が、それも県内チームに加入した。清水エスパルスのフレドリック・ユングベリ選手は、イングランド・プレミアリーグの強豪アーセナルなどで、主力として活躍してきた選手だ。９月の加入以降、試合を重ねるごとに周りの選手との息も合い、素晴らしいプレーで観衆を魅了している。</p>

<p>　思えば、Ｊリーグが誕生した1990年代は、日本がバブルに沸いた時代であった。ジャパン・アズ・Ｎｏ．１といわれる中で、円高が進行したのもこの頃だ。輸出企業には厳しい円高だが、ユングベリ選手のような名選手のプレーを身近に見ることができるのも、円高の恩恵といえるかもしれない。ユングベリ選手の活躍は、舶来ブランド品にも、海外旅行にも縁のない私にとって、『円高メリット』を感じる数少ない機会となっている。</p>]]></description>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">研究員 後藤淳一</category>


<pubDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</pubDate>
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<title>静岡県の産業構成は“全国の縮図”？</title>
<description><![CDATA[<p>　静岡県は、しばしば「全国シェア３％、10位の経済圏」と表現され、文化的に東日本、西日本が交わる地理的条件もあって、新商品のテストマーケティングにもよく利用されていると聞きます。<br />
　今回は、今年６月に公表された「経済センサス基礎調査」結果を用いて、事業所数から静岡県と全国との類似性を考えてみます。<br />
　下図では、縦軸に都道府県別の事業所数、横軸には産業構成の全国平均との類似度をプロットしてみました。この産業構成類似度というのは、各都道府県の産業大分類別事業所数の構成比が全国平均からどのくらい乖離しているかを算出し、それらの絶対値を累計したものです。ですから、産業構成が全国平均（＝0）に近いほど全国に類似しており、離れるほど独自性が強いといえます。</p>

<p>　<div style="text-align: center;">図　都道府県別の事業所数、産業構成類似度（事業所数ベース）</div><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="1109 静岡県の産業構成(図)2.jpg" src="http://www.seri.or.jp/column/img/1109%20%E9%9D%99%E5%B2%A1%E7%9C%8C%E3%81%AE%E7%94%A3%E6%A5%AD%E6%A7%8B%E6%88%90%28%E5%9B%B3%292.jpg" width="501" height="468" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"/></span>　</p>

<p>　では、具体的にみていきましょう。<br />
　まず目に付くのが、東京都や大阪府という大都市圏。産業構成類似度はそれぞれ、22.4、16.6と、事業所数の多い主要都道府県でも突出しています。たとえば東京都では、「学術研究,専門・技術サービス業」「情報通信業」「不動産業,物品賃貸業」などの事業所数構成比が高く、その一方で「建設業」が低いのが特徴となっています。大阪府も傾向は似ていますが、「製造業」のウエートが高い点が東京都と異なっています。<br />
　また、島根県のほか、沖縄県や宮崎県、秋田県、青森県も、全国の平均的な産業構成からかけ離れています。これらの県に共通するのが、「製造業」や「不動産業,物品賃貸業」のウエートが低いという点です。対して、沖縄以外の県で相対的に大きいのが「建設業」「卸売業,小売業」「その他サービス業」など。沖縄県ではイメージ通り、「宿泊業,飲食サービス業」が存在感を発揮しています。<br />
　さて、静岡県ですが、産業類似度は8.4と１ケタ台で全国５番目となりました。「製造業」や「建設業」の構成比がたしかに大きいのですが、それらのギャップが他の産業にむらなく散らばり、産業全体でみると結果として全国平均に近くなっているといえます。<br />
　そして最も全国平均に近いのが広島県。その類似度は5.6ときわめて小さくなっています。産業別では半数以上の類似度が0.1以下で、静岡県と違って構成上、突出した産業がありません。これに、兵庫県や岡山県、香川県が続きます。<br />
　こうしてみると静岡県は、事業所数ベースの産業構成でみて、たしかに”全国の縮図”といえそうですが、その“縮図度合い”でいえば、広島県をはじめとした瀬戸内海の沿岸地域に軍配が上がりそうです。<br />
　なお、経済センサス基礎調査結果については、当所「ＳＥＲＩ研究季報 2011年秋号」（維持会員様限定）で詳細に分析しています。ぜひお目通しください。</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/yasuaki-k/post_352.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">主任研究員 川島康明</category>


<pubDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</pubDate>
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<item>
<title>期待の次世代エネルギー社会システム 　　スマートコミュニティ</title>
<description><![CDATA[<p>　気象庁の発表によると、今年の夏（６~８月）の平均気温は、統計の残る1898年以降の114年間で4番目の暑さだったとのこと。地球温暖化の影響か、このところは、夏の猛暑は恒例になってしまった感もあるが、大震災により電力供給不安のある今年は特別な年であり、国民をあげての節電で何とか夏場のピークを乗り越えたと安堵した人も多いだろう。<br />
　とはいえ、原発再稼動の目処がたたない現状では、電力供給問題が解消されたわけではなく、今冬、さらには来夏にどうか、という不安も残る。福島第一原発事故以降、世界的にエネルギー対策の見直しが求められる中で、次世代型エネルギーとして太陽光発電などの自然エネルギーがクローズアップされている。</p>

<p>　太陽光発電には、発電量が天候に左右されるという課題があり、燃料電池や蓄電池との併用が必要となる。そこで威力を発揮するのがスマートグリッド技術である。スマートグリッドとは、ＩＴ技術により家庭や特定のエリア内の電力使用を管理し需給の最適化を図るシステムであり、家単位ならスマートハウス、それよりもう少し広いエリアであれば、スマートコミュニティとして、すでに試験的な導入が進んでいる。<br />
　たとえば、一般家庭で太陽光発電パネルを設置したとすると、主たる発電時間である日中は、家庭内では電力をさほど使わない時間帯であるが、これを特定のエリア内で、施設やオフィス、さらには蓄電池や燃料電池、風力発電など発電設備、電力系統と結び、相互に融通し電力需給が最適になるよう制御することで、エネルギーの効率利用を目指すものである。<br />
　さらに、電力と熱を同時に供給するコージェネレーションシステムや電気自動車なども取り込み、電源の分散化、電力の自立化を進め、省エネと低炭素化を同時に実現した次世代地域社会の構築も視野に入れる。</p>

<p>　原発問題もさることながら、現状、わが国の電力供給の大部分を担う火力発電には、燃料価格の高騰や資源の枯渇による将来的な供給不安といった問題もあり、さらには地球温暖化ガス排出量の削減という課題にも対応していかなければならず、今後、太陽光発電を中心とする自然エネルギーへの期待は必然的に高まっていくであろう。<br />
　低炭素化社会に向けて、スマートコミュニティなど、次世代型のエネルギー社会システムは、現在、最も注目を集める技術分野であるといえる。</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/toyoharu-s/post_351.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">主任研究員 塩野敏晴</category>


<pubDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</pubDate>
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<title>女性の就業促進のために一層の意識改革を</title>
<description><![CDATA[<p>　平成22年国勢調査の抽出速報集計結果が発表になった。わが国の労働力人口（就業者と完全失業者の合計）は62,405千人で、労働力率(15歳以上人口に占める労働力人口の割合)は60.7%で、平成7年の63.9％をピークに低下傾向が続いている。また、男女別にみた労働力率は、男性が73.4％、女性が49.1％と、男女間で大きな開きがある。<br />
　少子高齢化社会を迎え、わが国が持続的な経済成長を果たしていくためには、潜在的な能力を有する人たちの労働市場への参加を促していくことが求められるが、特に女性の労働力率をいかに高めていくかが重要であることがわかる。</p>

<p>　女性の労働力率が低い一番の理由は結婚、出産、育児などにより、仕事を辞めてしまうことにある。実際、年代別にみた労働力率は、男性は学校を卒業し会社を定年退職するまでの長い期間を山とした台形型のカーブを形作っているのに対して、女性の場合は学校卒業後の就職の時期と子育てが終了し再び働き始める40歳代後半の２つの山ができ、子育て期となる30~40歳代が谷となるＭ字型カーブを形成している。<br />
　このＭ字型カーブは、男女雇用機会均等法が施行される直前の昭和60年からみると、谷のへこみが年々なだらかにはなってきている。具体的には、昭和60年のＭ字型カーブの谷は49.3％（30~34歳）であったが、平成22年では67.3％（35~39歳）である。Ｍ字型カーブがなだらかになってきている背景には、働く女性の活躍推進やワークライフバランスの実現、短時間労働者と正社員との均等待遇の推進となどいった、男女共同参画のための様々な取組みが行われてきたことが大きい。</p>

<p>　女性の労働力率を高めていくためには、今後さらに、このＭ字型カーブの解消を図っていく必要がある。その取組みに向けた課題としては、第１に、働く意欲はあるものの就業に結びついていない人への対応である。総務省の「労働力調査」（平成22年）によれば、女性の就業率と潜在的労働力率との差は30~34歳の場合で15.3％になっている。第２に、就業を希望しながらも家事や育児のために仕事が続けるのが難しいと考えて求職活動を行っていない女性が少なからずいることへの対応である。前述の労働力調査によれば、就業を希望しながら求職活動を行っていない女性において、家事育児のため仕事が続けられそうもないと考えている人の割合は30~34歳の場合で65.3％にも上っている。</p>

<p>　子育て世代の女性の就業希望をかなえていくためには、仕事と家事・育児を両立できる環境の整備がさらに必要であることがうかがえる。もちろん、法律が整備され、保育所等の充実といった環境は整ってきている。ただ、今後はこうした制度面での環境の整備の充実に加えて、市民一人一人の意識の醸成がより大切になっていくと思われる。私たちの周りには、未だ男は仕事、女は家庭といったような考えを持った人が少なからずいる。それは男性のみならず女性にもおり、制度は整備されてきているにもかかわらず、そうした意識が女性の働く機会を狭めている。わが国が今後も持続可能な経済成長を続けていく上で、また、女性が生きがいのある人生を過ごしていく上でも私たちの意識を一層変えていかなくてはならない。</p>

<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image"><img alt="youyaku2.jpg" src="http://www.seri.or.jp/column/img/youyaku2.jpg" width="579" height="272" class="mt-image-center" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;"/></span>　
<div style="text-align: right;">資料：総務省「平成22年国勢調査 抽出速報集計結果」（平成23年6月29日）</div>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/takamasa-k/post_350.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">企画部長 岸本高昌</category>


<pubDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</pubDate>
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<title>ちょっと後悔、今回の買い方</title>
<description><![CDATA[<p>　アナログ放送最後の日、何となく先送りしてきたブルーレイレコーダーをようやく買う決心がつき量販店に行った。店員の説明も聞いて、それではこれと決めたところ「在庫がないので予約になります。入荷は8月20日頃です」とのこと。仕方なく手続きをしたが、今になってちょっぴり後悔している。<br />
　もちろん、予約価格はメーカー希望小売価格に比べてずいぶん安い。しかし、お買い得を訴える価格として、限定価格、サービス価格、特価、大特価、決算価格、謝恩価格、ご奉仕価格、訳あり価格等々、さらには、投売り価格、見切り価格、処分価格と、文字通り投げやり的なものまで、世には○○価格が溢れている。しかも、基本的には価格は時間の経過とともに下がる一方である。</p>

<p>　家電に限らず商品にはプロダクトサイクルがある。はしりの時は、一部の好事家、金満家、ヘビーなファンが価格を気にせずに入手、盛りの時にはこなれた価格で大多数に行き渡り、とうがたつと最終的にはタダでも要らないとなる。<br />
　件の商品は売れ筋ではあるものの、プロダクトサイクルの中では盛りの終わりにあったと思われる。現物を購入し、すぐ利用できたのならともかく、入手する時には型遅れとなることが明白な商品を7月時点の価格で予約してしまったのは、少なくとも賢い買い方ではなさそうだ。<br />
　消費者の中には、店ごとのプライスダウンのパターンを読んだり、店員と値引き交渉することをゲームのように楽しめる人達がいる。インターネットの普及に伴い、そういう人達は着実に増加している。以前は、本当に好きなもの、欲しいものは勢いで衝動買いするケースも多かったと思うが、最近は一応ネットで調べてみてからと、一旦思いとどまる場合が多いのではなかろうか。<br />
もっと安く、もっと安くと粘った結果、対象商品が売り切れ、次の製品に切り替わってしまうと値段は上がる。ただし、プロダクトサイクルは短く、いくらも経たずしてその商品も大きく値を下げる。何度でも売り切れ間際の処分価格狙いにチャレンジできるので、買い損ねたことを悔やむことは少ない。<br />
　<br />
　本来、「賢い消費者」というのは、自分の価値観に照らして自分なりにモノの価値を判断できる人をいうと思うのだが、最近は、少しでも安く買うことが賢いこと、逆に言うと、高く買おうものなら情報収集力の弱さを蔑まれそうな雰囲気があるというのは大げさか。<br />
　これに対し、供給側は落ちた価格を修正するため、新商品を投入することになるが、次から次に斬新な商品がつくれるわけはなく、どうしてもマイナーチェンジ型のものが多くなり、結果、プロダクトサイクルは一段と短くなりがちである。「成熟市場」「デフレ経済」と言ってしまえばそれまでだが、つくる側、売る側にとって、さらには賢くない消費者にとっても何とも難儀な時代である。<br />
</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/cat_20/post_349.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">調査部長 鈴木宏和</category>


<pubDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</pubDate>
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<title>電車内でのマナーの悪さ</title>
<description><![CDATA[<p>　新幹線通勤を始めて4年になるが、いつも気になるのが乗客のマナーの悪さである。私の場合、浜松駅で新幹線に乗り換えるのだが、まず取り上げたいのは、その前の在来線の車内でのことである。</p>

<p>　私が毎朝利用する電車は、通学、通勤の時間帯であり、また、ターミナル駅である浜松駅の1駅前で乗り込むため、すでに相当混んでいる。特に、乗降口の近くは多くの学生が陣取っていて、彼らは周りの状況には全く無頓着な（ようなふりをしている）ため、乗り降りする人にとっては、車内の出入りに相当苦労する。最近の高校生は、中身が一杯詰まったかばんを持ち、また体育会系のクラブに所属していると思われる学生は、それとは別に運動着や運動靴の入った大きなスポーツバッグを持っている。問題は、それらを彼らの足元の床に置いていることで、乗降客にとっては彼らのかばんをよけて通らなくてはならず、結果として、電車の発車時間が遅れるというようなケースもある。<br />
　電車の乗降口付近に学生が集中するのは、浜松駅で早く降りたいがためと思われるが、実際に浜松駅到着後の彼らの行動を見ると、友人達と横に広がって優雅におしゃべりをしながらゆっくり歩いている人も多い。私のように新幹線の乗り換え時刻を気にして、急いで改札口に向かう者にとっては迷惑千万である。<br />
　加えて、これはラッシュアワー時に限らないが、特に男子学生の中には、椅子に浅く腰掛け、足を前に伸ばしていることがよくある。そのうえ、大きなかばんを自分の足元、すなわち通路の真ん中に置く者までおり、他の乗客にとっては迷惑この上ない。彼らに、大きな荷物は網棚に載せる、という発想はないのだろうか。</p>

<p>　朝のラッシュアワーの混雑も、しょせん地方でのこと。車両の中央部をみれば、そこそこスペースは空いている。まして東京の殺人的なラッシュアワーと比べれば、たいした混み方ではない。そのため、乗客が少しでも車両の中ほどに詰めてくれれば、すべてスムーズに運ぶはずなのだが、電車のアナウンス以外にそうさせる手立てはなく、しかもその効果はあまりないのが残念である。私自身が、車内で彼らに積極的に注意するという方法もあるが、そうするほどの勇気はないので半ば諦めている。<br />
　電車内のマナーの悪さは、学生ばかりではない。ここで、新幹線の車内での社会人のマナーの悪さについても触れておきたい。よくあるのは、手荷物を横の空いている座席に置いて、他人が横に座るのを拒む様な雰囲気をかもし出す人が結構多いことである。昼間の明らかに空いている時間帯ならまだしも、朝夕の混雑時に、そうした態度は考えものである。</p>

<p>　ところで、日本人は今般の大震災に際しても冷静に対処し、災害地犯罪や暴動、収奪事件なども起こらず、また救援物資を受領する被災者は、おとなしく列に並んで順番を待つというように、その倫理観の高さや美徳は、世界中の人達から賞賛されてきた。それだけに、電車内での悪しきマナーは残念でならない。<br />
　マナーは、学校で教えるというより、本来、社会生活を営む中で自然に身につけるべきものである。ただ難しいのは、マナーの良し悪しは、自分が良いと思っているかどうかではなく、相手が良いと思うかどうかという点にかかっていることだ。つまり、マナーを良くするためには、周りの人がどう感じるかを察し、それにより自分自身の身を処する、という心の問題であることを各人が理解していく必要があると言えよう。</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/setsuro-t/post_348.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">常務理事 高橋節郎</category>


<pubDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</pubDate>
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<title>２０１２年問題が来る</title>
<description><![CDATA[<p>　2012年問題が、近々に話題になることは間違いない。<br />
　2012年問題とは何か。それは、先送りされた2007年問題と言ってもいい。昭和22年から24年に生まれたいわゆる｢団塊の世代｣が2007年から60歳の定年を迎えるために、労働力不足や技術承継問題など経済、社会に重大な影響が起こることが心配されたのがそれである。しかし、実際には雇用延長制度の導入や定年延長などによって、大きな混乱もなく現在に至っている。<br />
　だが、かといって当時心配されていたことが解決されたのかといえば、まったくそうではない。実は、問題の本質的な解決を5年間先送りすることによって回避してきたのである。そして、その期限が再び来年に否応なしにやってくる。今度は問題の先送りはできない。団塊の世代もいよいよ65才を迎えるのだ。65才以上というと、統計では高齢者に分類されてしまう。<br />
　団塊の世代も60歳の時には、まだ働けるし、働きたいと思った人が大部分で、実際にその希望通りになった。しかし、今度はさすがに組織に残るのは難しいだろうし、この辺が潮時と考えている者も多いと推測される。まさに、団塊の世代の労働市場から退出が現実のものとなるのが2012年というわけである。<br />
　2007年当時心配された労働力不足は、その後のリーマンショックを経て逆に雇用過剰へと様相が変わってしまった。しかし、中長期的に見た労働力不足は日本経済の制約要因であることに変わりはない。また、技術承継問題も、グローバル化にともなう中国はじめ新興国の追い上げが急で、日本のモノづくり基盤を再構築するうえで重要性が更に高まっている。<br />
　さらには、彼らは年金生活者となりこれまでの貯蓄の取り崩しも始まる。その結果、日本の債務残高の大きさが、改めてリスク要因として市場の評価にさらされることになろう。<br />
　日本経済は2012年に向け、潜在的な撹乱要因を抱えていると言っても過言ではない。</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/hisashi-n/post_347.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">専務理事 中嶋壽志</category>


<pubDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</pubDate>
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<title>「いつもどおり」を当たり前に行う難しさ</title>
<description><![CDATA[<p>　夏の風物詩と言えば、夏の甲子園、ならびに全国高校総体もその１つであろう。今年も全国各地で高校生たちが、それぞれの目標に向かって熱戦を繰り広げている。そんな中、先日私は、高校総体静岡県予選に出場した母校弓道部の応援のため、静岡県武道館に駆けつけた。</p>

<p>　ここで弓道について基本的な説明をしておくと、弓道は弓を引く「射場」から28m先にある、直径36cmの円形状の的に矢を射る競技である。勝負の判断は極めてシンプルであり、的の中心、隅に関わらず的枠内に矢が収まれば○、外れれば×であり、より多く的中したものが勝ちである。言い換えれば、的から外さない限り負けることはない。的が動くことはないため、自分自身の技術と精神力をどこまで維持できるかが勝負の鍵を握る。</p>

<p>　母校の高校生たちは試合本番でも普段通りの射(弓の引き方)ができるよう、熱心に稽古に取り組んでいる。しかし試合になると、独特の緊張感による気持ちの変化や、体力の消耗による射の変化により、精一杯の弓を引いても的枠から逸れてしまう矢が多くなる。結局、後輩たちはあと一歩のところで全国高校総体出場を逃してしまった。試合で緊張することも「想定内」であり、それを受け入れ克服できるよう稽古に励んできたはずだ。しかしどんなに稽古をしても、大事なときに「いつもどおり」を当たり前に行うことは、やはり難しい。<br />
　<br />
　先般の大震災においても、大事な時に「いつもどおり」を当たり前に行えたかで、その後の命運を分けたケースが多々報道された。その中で東京ディズニーリゾートの対応は良いケースとして話題となった。震災発生時に、ゲスト(お客様)に対してキャスト(従業員)が「想定内」の事態として、冷静に対応して混乱を防いだという報道は記憶に新しい。しかし、一方で大部分が「想定外」の事態として、いつもどおりの対応が当たり前にできなかったのは残念なことである。</p>

<p>　さて、話を戻すが今年の全国高校総体は、被災地となった岩手、宮城を含む北東北地域で行われる。ぜひ選手の方々には、日頃の練習の成果を発揮し、「いつもどおり」の素晴らしいプレーで被災地に感動の輪を拡げて欲しい。がんばれ、高校生！<br />
</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/cat_14/post_346.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">研究員 青嶋一浩</category>


<pubDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</pubDate>
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<title>姿を消した野球中継</title>
<description><![CDATA[<p>　プロ野球のテレビ中継（地上波）が、夕食の時間帯から姿を消して久しい。少年時代から野球に携わり、野球観戦が好きな私にとっては、寂しい限りである。少年時代の私は、野球だけではなく、背が高いということからミニバスケットボールや少林寺拳法を習っており、典型的なスポーツ少年であった（髪型も年中スポーツ刈りであった）。その中で、最も長続きしたのが野球であり、野球を始めたきっかけも、この野球中継にある。<br />
　当時の我が家の夕食時には、父が野球好きだということもあり、必ずと言って良いほどプロ野球中継が流れていた。そのため、私も何の抵抗も無くテレビで野球観戦を楽しみ、野球の楽しさを覚えていった。当時、プロ野球中継といえば巨人戦が多く、私はいつの間にか巨人ファンになっていた。<br />
　ある時、県営草薙球場でプロ野球が開催されることを知り、父に見に行きたいとねだった。父は仕事が忙しかったにもかかわらず、快諾してくれた。対戦カードは大洋対中日。巨人ファンの私は多少残念ではあったものの、いつもテレビでしか見たことの無いプロ野球を、間近で見られることに興奮していたことを昨日のように覚えている。<br />
　試合当日、胸を躍らせながら草薙球場に到着した。スタンドに入ると、選手が試合前の練習を行っていた。行く前は野球グッズやお弁当を購入し、座席でゆっくり食べようと思っていたが、それどころではない。軽快な動きをする選手の一挙手一投足を見逃すまいと、選手に見入っていた。試合が始まり、当時の大洋のエースピッチャーであった大門の剛速球が中日の選手から三振を奪うと同時に、周囲の観客の声援が上がる。父と私が座った席は、大洋側の応援席だったのだ。私は、球場に来たのが初めてだったため、ファンが一塁側と三塁側に分かれて座ることを知らなかった。盛り上がる大洋ファンにつられて、私も大洋を思い切り応援した。大洋に得点が入ると、皆で盛り上がる。とても楽しかった。単純ではあるが、それ以来私は大洋ファンになった。これがきっかけで、私は野球を始めた。<br />
　高校生になると野球観戦から一時離れたが、関東の大学に入学した私は、野球好きの先輩や友人と共に頻繁に球場へ足を運んだ。当時、在京のプロ野球チームはセ･パ両リーグ合わせて５球団あり、様々な球場に出掛けた。少年時代に憧れた大洋ホエールズは、横浜ベイスターズとその名前を変えたが、相変わらずファンであった。社会人になった今でも、年に数回は球場へ足を運んでいる。球場へ着くと、少年時代のあの興奮がいつも蘇ってくる。私にとって球場は、いつも新鮮な気持ちになれる場所なのである。　<br />
　現在のプロ野球は、セントラルリーグとパシフィックリーグが交流戦を行ったり、各リーグ上位３位までのチームが日本シリーズ出場権を争うクライマックスシリーズなど、イベントが充実している。にもかかわらず、地上波での野球中継はほとんど行われていない。<br />
　昨今、野球だけでなくサッカーやバスケット、バレーなどさまざまなプロスポーツがあるが、私のように、毎日スポーツ観戦を楽しむ少年は少ないだろう。少年時代の私がそうであったように、少年を虜にするスポーツ中継が、誰でも気軽に楽しめる地上波で行われ、一つのスポーツに夢中になれる少年が増えることを期待している。<br />
</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/cat_19/post_345.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">研究員 勝見政律</category>


<pubDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</pubDate>
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<title>「シェア」社会でも独占したくなるモノ</title>
<description><![CDATA[<p>　梅雨の時期になりました。雨の日は出かけたくないので、家でじっとしている方も多いのではないでしょうか。普段、アウトドアやスポーツで外に出ていることが多い私も、雨の日は家でじっとしているだけでは退屈してしまうので、漫画喫茶に行ったり、レンタルショップで漫画をまとめて借りたりして過ごすことが時々あります。<br />
　漫画を読むことに関しては、年々便利になっていると感じています。市内で漫画を読めるところが何箇所もあり、手軽に入手できるからです。<br />
　入手先として、ひとつは“まんが喫茶”や“複合カフェ”があります。日本複合カフェ協会によれば、平成２２年時点で、複合カフェは全国で約4,000店舗あるとのことです。同協会ではこの数は今後も増えると予測しています。<br />
　もうひとつはＴＳＵＴＡＹＡをはじめとしたレンタルショップがあります。漫画をじっくり読みたいときは、レンタルショップでまとめてレンタルできます。しかも、１冊５０~８０円でレンタルできるところもあり、漫画だけを楽しむのならこちらのほうが“まんが喫茶”よりも割安になります。<br />
このように漫画を「買わずに楽しむ」というスタイルが認知され、いまや定着しつつあります。特に漫画やレンタルＤＶＤ、ＣＤについては他人との「シェア」がほぼ確立されています。<br />
　「これからの日本のためにシェアの話をしよう」（三浦展著）では「シェア」のメリットをいくつか取り上げています。以下はその中の２例です。<br />
１．新しいルームシェアは、リノベーションしたリビングで自然に人が出会う仕組みにすることで「つながりたいが、しばられたくない」若者のコミュニケーション不足解消につながる。<br />
２．パリでは、失業した若者が高齢者と同居し、若者は高齢者の住まいに住むことができるかわりに介護の仕事に携わる。「若者の雇用」と「老人の介護」の２つの問題を解決に導く。<br />
このように「シェア」することで良い結果を生むことがいくつもあることがわかります。</p>

<p>　しかしながら、当然といえばそうですが、あらゆるものを「シェア」することは、個人所有が主流の世の中では、なかなか困難であるのも事実です。<br />
　そのような中、私自身について言えば、漫画については上述したように済ませてしまうのでまったく購入しませんが、音楽ＣＤの購入については１０年以上継続しています。<br />
ＣＤケースで部屋が手狭になることを考慮すれば、ネット上からダウンロードすることを徹底させ、部屋スペースの有効利用を推し進めることができますが、ダウンロードして、手のひら内に収まってしまうiPodにすべてを閉じ込めてしまうのは妙に味気ないと感じています。<br />
　ひとつひとつのアルバムには趣向をこらしたジャケットがあり、それぞれにアーティストのこだわりがあります。中古ショップにぶらりと寄って、いろいろなジャンルを気の赴くままに眺めていると、ふと気になるジャケットが目に飛び込んできたりして、購入に結びつく場合があります。こうした購入は、検索をかけてダウンロード購入するのとは違って、その中古ショップに立ち寄らなかったなら出会わなかったかもしれない代物だったりします。このように足を使って集めたＣＤについては、シェアするのではなくて、大切に保管しておきたくなります。<br />
　「シェア」するものと「シェア」しないものの見極めは、住んでいる場所や個々の感性で異なるものですが、その比重のバランスが大事かなと感じます。<br />
</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/cat55/post_344.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">研究員　増田知臣</category>


<pubDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</pubDate>
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<item>
<title>絵本を読んで「いいおかお」</title>
<description><![CDATA[<p>　うちの娘は、平成22年10月生まれの現在８ヶ月。彼女は最近１ヶ月の間に、はいはいをマスターし、現在はつかまり立ちを習得しようと日々トレーニングしている。そんな娘の毎晩のお気に入り（父親の私の方かもしれないが…）は、絵本を読んでもらうことだ。字を読むことはもちろん、話している言葉の意味もよく理解できていないであろう彼女だが、絵本を読み聞かせるとおとなしく座って、非常に嬉しそうに笑ったり、絵本を触ったりするのである。</p>

<p>　そもそも、「読み聞かせ」とは、主に乳幼児から小学校年齢の子供に対して、話者が子供とともに絵本などを見ながら音読する行為を言う。その歴史は古く、1896年に巌谷小波が京都の小学校で行った口演童話がルーツであると言われている。乳幼児の情操教育、文字の習得に効果があるとされ、集中して話を聞く訓練にもなり得る。</p>

<p>　2006年12月に開設された、絵本の読み聞かせをテーマとしたコミュニティサイト「ミーテ」（公文教育研究会）では、会員が読み聞かせた本の名前をサイトに登録し、その累計回数が100万回達成される毎に人気の絵本ランキングが発表されている。ベスト３の作品は、100万回、200万回、300万回のいずれも同じ顔ぶれで、１位「じゃあじゃあびりびり」（まついのりこ 著／偕成社）、２位「いないいないばあ」（松谷みよ子・瀬川康男 著／童心社）、３位「がたん ごとん がたん ごとん」（安西水丸 著／福音館書店）と名作と言われる作品が並ぶ。</p>

<p>　わが家にも２位の「いないいないばあ」があり、娘に読んであげたのだが、（初めての時はまだ５ヶ月ころだったこともあると思うが、）迫力ある絵に恐怖を覚えたのか、はたまた臨場感を出そうと気合を入れて「ばあ」と勢いよくページをめくったのが悪かったのか、泣き出してしまった。それ以来、しばらくは封印されることになってしまったが、最近また復活している。先日、「いないいないばあ」と同じ松谷みよ子氏の著作で「いいおかお」という本をもらった。絵が本当に可愛くて、個人的には「いないいないばあ」よりもお気に入りの非常におすすめの１冊だ。</p>

<p>　絵本を読むことは、娘とのコミュニケーションを図るうえで非常に重要で役立っていると考えている。少ない時間で一緒に本を読むという共同作業をすることで距離を縮めることが可能となっていると思う。彼女の教育のために行っているが、実際に読んでみると、リズムのよい短い文章の中に物語が凝縮され、可愛らしい絵とともに心が洗われるような感覚があり、娘の表情や行動とともに私自身が癒されている。小さなお子様がいらっしゃる方だけでなく、是非皆さんにもう一度絵本を手に取って読んでいただけたらと思う。<br />
</p>]]></description>
<link>http://www.seri.or.jp/column/cat_18/post_343.html</link>
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<category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">研究員 海野覚</category>


<pubDate>Tue, 20 Dec 2011 14:41:46 +0900</pubDate>
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