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  • 企画部長 岸本高昌
  • No.0356

大型専門店の行方

 先日、長年使っていた石油ストーブが壊れたので、静岡市内にある家電量販店のヤマダ電機に行った。
 暖房器具売り場には、石油ストーブのほか、電気ストーブやこたつ、ホットカーペットなど様々な製品が並んでいたが、従来使っていたようなタイプの石油ストーブを購入することにした。

 その時、ちょっと気がついたことがあったのだが、それはなぜ家電販売店に石油ストーブを置いているのかということである。家電量販店に石油ストーブを買いに行ったのもおかしな話なのかもしれないが、石油ストーブは電気製品ではないのだから置いてないのが普通ではないかということ。そう思ってよくよく店内を見回してみると、家電量販店と言いながら家電だけを販売しているわけではなく、ブランドバックや時計、DVDやCDといった映像・音楽ソフトやおもちゃ、菓子や飲料品など、きわめて多様な商品を販売していることに気がついた。
 ちなみに、隣接するコジマも同様で家電以外に薬や玩具などを置いているし、最近浜松駅前に出店したビックカメラも、元々、カメラ販売店であったのが、今ではパソコン、OA機器、家電製品、時計・宝飾、メガネ・コンタクト、酒、スポーツ用品、自転車なども販売している。ヤマダ電機では中古車の販売・買取を一部店舗で行っており、今後、電気自動車の販売も手掛けるという(ビックカメラも)。

 総合スーパーのイオンやイトーヨーカドーは呉服店や洋品店といった専門店としての創業であったが、業態化、チェーン化を進める中で規模を拡大してきた。同様に、家電量販店も家電専門店やカメラ専門店として創業しながら業態化を進めながら成長してきているといえよう。一般にヤマダ電機やビックカメラなどは家電量販店、換言すれば大型専門店と言われるが、個人的には総合カテゴリーキラーというべき業態になっているように思う。カテゴリーキラーとは、特定の分野(カテゴリー)の商品のみを豊富に品揃えし、低価格で販売する小売店業態を指すが、多様なカテゴリーでの圧倒的な品揃えとリーズナブルな値段が魅力の総合量販店として、その特徴をさらにブラッシュアップしていくことに期待したい。

投稿者:企画部長 岸本高昌|投稿日:2010年12月27日|コメントを書き込む

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