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  • 主任研究員 長村敏孝
  • No.0264

“モンスター”にならないように

 “モンスター”、直訳すれば“怪物”であるが、このコラムでは、昭和の怪物「江川卓」や、平成の怪物「松坂大輔」のような、“規格外の”といった良い意味でのモンスターではなく、モンスターペアレント、モンスターカスタマー、などに代表される悪い意味でのモンスターについて語りたいと思う。
 モンスターペアレントとは、学校に対して、理不尽な要求を行う保護者を指し、自分の子供が学芸会で主役でないとクレームをつけたり、欠席した日数分の給食費の返還を求めたり、そのほか様々なケースがあるようだ。
 モンスターカスタマーは、厄介な客とでも定義すればよいのだろうか。少し前の日経新聞には、コンビニで、売り物である地図をコピーする客、外部から持ち込んだカップ麺にお湯だけ入れて帰る客、などの例が紹介されていた。

 また、モンスタープレイヤーという言葉は聞いたことはないが、最近はゴルフ場でもモンスターが出没する。ある日、ショートコースでプレイをしていた時に、18番ホールでグリーンへのアプローチをしようとしたところ目を疑ってしまう光景に遭遇した。1番ホールのスタートを待っていた二人組が、我々がプレイしているグリーンの片隅でパッティングの練習を始めたのである。グリーンはかなり広く我々のプレイには直接影響はなかったものの、練習用のグリーンでもないのにそもそもマナー違反である。筆者は決して思ったことをすぐに口に出す人間ではないが、その時はたまらず、「まだ、プレイしているので勘弁してくださいよ。」と言ったところ、こちらを睨み返しただけで、お詫びの一言もなかった。他にも、奇声を上げながらプレイしたり、前の組に打ち込んだりといったことが最近は多くみられるようになり、ゴルフが「紳士のスポーツ」と呼ばれていることさえ忘れてしまいそうである。

 ところで、私は自分のゴルフスイングをチェックするのがとても怖い。それは、改善すべき点が数え切れないほどあることが容易に予想できるからだ。これと同じで、自分の言動を客観的に見るのはもっと怖い。モンスターと呼ばれる言動を知らず知らずに起こしているかもしれないからだ。モンスターにならないためにも、スイング同様、常に自分の言動を客観的にチェックする勇気を持ちたいものである。

投稿者:主任研究員 長村敏孝|投稿日:2008年04月10日|コメントを書き込む

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