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- 主任研究員 川島康明
- No.0279
ガソリン高に立ち向かうための有効なツール“二輪車”を見直そう
先日、自家用車にガソリンを満タンにしたら1万円近くになってしまい、1リッター90?100円の“古き良き”時代を、ため息をつきながら振り返ってしまいます。
巷では、近所なら自転車で、遠方には電車やバスなど公共交通機関を利用して、少しでも移動にかかる費用を節約しようという意識が広がっているようです。とはいえ、通勤など仕事がらみでは、利便性を考えると車を利用せざるを得ないという方々も多いと思います。
そこで改めて考えてみたいのが、二輪車の活用です。この8月には、ホンダのロングセラーモデル「スーパーカブ」が誕生50年を迎えるというニュースがありましたが、このカブシリーズは町乗りで1リッター60?70km走るといいます。他の50ccスクーターでも、エンジンが4ストロークとなり、FI(電子制御燃料噴射装置)も導入されて1リッター当たり40?50kmまで燃費が向上している車種もあります。
たとえば、会社との往復30kmを燃費15km/1リッターの自家用車で通っている人の場合、通勤だけで年間6,600km走り、ガソリン代は約8万円(@180円×2リッター×220日)かかっているわけです。これをスクーターで通えば、年間のガソリン代は約3万円(@180円×0.75リッター×220日)と、年間5万円削減できる計算になります。スクーター本体の実売価格は10万円程度からで、ほかにヘルメットやグローブなどを購入し、保険をつけても数万円の初期負担で走り出せます。
もちろん、会社から通勤費用の補助があれば自己負担は減るでしょうし、雨の日や酷暑・極寒の日に乗るのはつらいでしょうから、実際のコスト差は計算より小さくなるでしょう。ただし、ガソリン高の厳しいご時勢でも、気軽な“足”ができれば、近場の外出に使ったり、春や秋の気候のよい季節にはふらりとショートツーリングに出かけるなど、ガソリン代に気を使わず移動を楽しむ機会が増えるかもしれません。
とくに30?40歳代には、二輪免許があっても経済的な理由や家族への配慮から、二輪車に乗りたいけれど乗れないという人も多いと思います。改めて二輪車の経済性に注目し、家族にもアピールして、まずはスクーターから“リターンライダー”してみるというのもよいのではないでしょうか。
生活防衛をいかに楽しく、快適にできるか。二輪車はそのための有効なツールになると思います。もちろん、交通ルールはしっかり守って、事故にあわないよう細心の注意を払うことが大前提ですが。
投稿者:主任研究員 川島康明|投稿日:2008年08月15日|コメントを書き込む
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