ウィークリーコラム

ホーム > ウィークリーコラム > 主任研究員 川島康明 > “見える化”の大切さ ~太陽光発電はじめました~

  • 主任研究員 川島康明
  • No.0313

“見える化”の大切さ ~太陽光発電はじめました~

 わが家に太陽光発電システムを設置した。このところ雨の日が多く発電量はふるわないが、家人の起きる7時前から夕方まで粛々と電気をつくっていると思うと、屋根に載せた黒っぽく無愛想なソーラーパネルにもひそかな愛着を感じるものだ。
 さて、いざつけてみて意外に重要だと思うのが、室内にとりつけた「表示モニター」の働きだ。以前は、モノクロで発電量のみ表示しているものが一般的だったようだが、現在では、発電量と使用量、売電量が刻々と変わる様子をリアルタイムで眺められる。1時間、1日、週、月単位でグラフ化して見ることもでき、メーカーによっては持ち運びできるものもある。

 日中の発電中は、発電量?使用量=売電量(電力会社に売る分)となるわけだが、使用量が発電量を上回ると、足りない電力は今までどおり電力会社から買う(買電)ことになる。わが家のモニターでは、売電していると青、買電していると赤で電力の流れが表示され、表示を消していても赤・青の明かりがモニターカバーをうっすらと浮かぶ。
 順調に発電している時はそれほど感じないのだが、雨や雲の厚い日に売電量がゼロに近づいて、モニターの表示がわずかな電力量の差で赤と青を繰り返すようになると、何か気になる。そこで、何とかして使用量を減らせないかと、家の中をうろうろしてしまうわけだ。そして、不要不急な照明や家電類をチェックし、表示が青で安定すると、“よしよし”と一人満足している自分に気づくのである。
 小さいながらこんな満足感が味わえるのは、表示モニターによる電力の流れの“見える化”があるからこそ。仕事柄、業務フローの見直しや危機発生時の対応について、“見える化”が大切なのは承知しているが、太陽光発電でも、この“見える化”が購入後の満足度を高めているのは間違いない。

 現在、太陽光発電システムの導入には、1kw当たり7万円の国の補助金のほか、独自の補助金を支給する県内の市町も多い。さらに今後は、売電単価を現在の倍にする固定価格買取制度が始まる予定もあり、初期投資の償却期間が短くなることで、普及にも一段と弾みがつくだろう。
 ただ関連業界には、こうした経済性にとどまらず、これまで見えなかった(見ようとも思わなかった)家庭の電力の流れが“見える”面白さ、作り出した電力が“見える”楽しさを、もっとアピールしていってもらえればと思う。

投稿者:主任研究員 川島康明|投稿日:2009年08月11日|コメントを書き込む

コメントを書き込む

コメントの書き込みに際し、下記についてあらかじめご了承ください。

  1. 弊所の判断により、コメントが掲載されないケースがあります。
  2. コメントの掲載まで若干の時間を要する場合があります。
※匿名等でも構いません。

ページの先頭へ

入会お申し込み・資料請求について 入会および維持会員への切り換えなどに関するご照会・お問い合せは、総務部会員担当までご連絡ください。
また、入会資料の送付をご希望される方は、入会お申し込み・資料請求フォームよりお申し込みください。電話番号 054-250-8750 E-mail info@po.seri.or.jp 受付時間 9:00から17:00 祝日 土・日・祝除く入会お申し込み資料請求フォーム

  • 維持会員専用サイト

カテゴリー

最近の投稿

月別

  • サービス案内
  • 財団法人 静岡経済研究所 書籍のご案内
  • 静岡経済がわかるリンク集
  • 静岡県内事業者一覧
  • 研究社員紹介
  • マーケットプラザ