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  • 主任研究員 川島康明
  • No.0230

熟睡する人々。落ちませんように

 寒くもなく、暑くもなく、快適な5月。今年はやけに天候が不安定ではありますが、週末にはツーリングを楽しむライダーを数多く見かけるようになりました。
 一昨年春に高速道路での二人乗りが解禁になったことで、高速道路でも家族や友人を後ろに乗せて走るバイクも増えています。二輪車用ETCも導入され、高速移動する際の利便性はますます高まりそうですが、どうも心配なのは、同乗者がどう見ても熟睡しているケース。隣を抜いていく時、あるいは抜かれる時に、背もたれのないバイクで同乗者が運転手にもたれ、首をかくんかくんさせているのを見ると、“落ちませんように”と心の中で祈ってしまうのは、私だけではないでしょう。

 バイクに同乗したことのない人には、何であんな状態で眠れるのかと不思議に思われるでしょうが、一定の音とリズム、景色の変わらない単調な道、特に操作するものもない、風切り音で話もできない、という条件がそろうと、最初は歌でも歌ってみようかな、と眠らないようにがんばる(経験者談)のですが、いつの間にかボーっと意識が遠のいて、運転者のヘルメットにカツンと頭をぶつけてハっと目を覚ます、という状況になります。
 とはいえ、高速道路とはいえ緊急時にとっさのブレーキやレーン変更などシビアな操作が必要になることもあります。同乗者の命を預かるライダーは、定期的に休憩をとるのは当たり前。最近は、ヘルメットに装着するタイプの無線・トランシーバーも性能が良くリーズナブルなものが登場しています。そんなものを利用して、冬山での遭難ではないですが、“寝るな”、“寝たら死ぬぞ”と常に同乗者を脅しながら(会話しながら)、安全にツーリングを楽しみたいものです。

 ちなみに、熟睡して走行中のバイクから落ちた経験のある人は世の中にどのくらいいるのでしょうか。ご存知の方、ぜひ教えて下さい。

投稿者:主任研究員 川島康明|投稿日:2007年05月17日|

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