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  • 主任研究員 川島康明
  • No.0332

季節の移ろいの感じ方

 皆さんは、季節の移り変わりをどのように感じ取っているだろうか。庭で育てる草木の植替え、衣替え、食卓に旬の食材を並べるなど・・・。
 
 自問してみると、私の場合はバイクでの早朝散歩(歩いてはいないが)が当てはまりそうだ。静岡市に移り住んで10年以上になるが、夏で午前5時、冬なら6時過ぎに、雨が降っていなければ土日のいずれか1日は日本平に向かう。有料だったパークウェイ(山頂へのアクセス道路)も無料となってもう6年近くがたつ。今の時期は路面の凍結に注意しつつ、愛車をそろそろと走らせながら山頂へ。そんな時には、年中温暖で降雪がほとんどない静岡市に住むありがたみを改めて感じる。
 山頂では、缶コーヒーを飲みながら一服し、遠方に見える富士山に目をやる。日本一の霊峰と呼ばれるにふさわしく、富士山には、その季節にふさわしい表情が浮かぶ。とくに、空気の澄んだ冬の早朝のたたずまいは何度見ても見飽きることがない。いわゆる定点観測ということになるのだろうが、富士山を通して、季節の移ろいを感じられることは、“静岡市民冥利”につきるのではないかと思う。

 この山頂やパークウェイをバイクで走りすぎる時の風景、空気の匂いの変化が、私をリフレッシュさせてくれるわけだが、バイク市場の今後については、1ユーザーの立場ながら先行きを心配している。というのも、専門紙によると、2009年の二輪車国内出荷台数は38万3,000台にとどまり、前年比で△26.6%と2年連続で2ケタ減とのこと。1999年には84万台近く出荷されていたことを考えると、この10年で半減以下まで落ち込んだことになる。若者のバイク離れや駐輪問題、昔に比べれば和らいだとはいえバイクについてまわる不良のイメージ・・・。欧州のように、大人の趣味として社会の理解が十分に得られているとはいい難いのが実情だ。

 静岡県は、ホンダ発祥の地であり、ヤマハ発動機やスズキの本社・工場を擁するなど、バイクとの縁が極めて深い。作り手である世界に冠たるバイクメーカーの歴史に身近で触れられるのも、本県民の特権といえるだろう。機会があれば、ヤマハ発動機のコミュニケーションプラザ(磐田市)やスズキ歴史館(浜松市)に一度足を運んでほしい。こんな静岡県だからこそ、節度ある県民ライダーが、季節の移り変わりをバイクで味わう奥深さ、楽しさを思い出し、この市場に戻ってきてくれることを願う。

 追伸  とはいえ、真冬の早朝が寒くないわけがない。ほんとはすごく寒いです。今シーズンは電熱式のグローブを購入し、文明の利器のありがたみを指先で体感しています。

投稿者:主任研究員 川島康明|投稿日:2010年02月05日|コメントを読む(1)コメントを書き込む

コメント一覧

バイクにも近いうち電気バイクが主流になり、静かなエコツーリングが流行る時がくるのかもしれませんね。
暴走族のイメージがなくなり大人が楽しめる趣味の域に行けるか?
でもバイクのあの「音」が魅力と感じる人も多いのかも・・

コメント投稿者:Anonymous|投稿日時:10/04/06 16:19

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