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  • 主任研究員 川島康明
  • No.0349

「静岡県事業継続計画モデルプラン」改訂版が間もなく公表

 防災先進県として知られる静岡県。最近、認知度が上がってきたBCP(事業継続計画)の普及にも力を入れており、平成17年に全国でもいち早く静岡県版モデルプランを公表しています。このモデルプランの改訂に昨年度から関わっていましたが、静岡県からいよいよ改訂版が公表されるとのこと。改訂に伴う変更のポイントをまとめてみました。

 まず、本編ですが、第1版とは大きく変わっています。とくに、作成時にとまどう「事業の分析・継続戦略の検討プロセス」を詳細に解説。BCPの前提となる基本的な災害対策の確認した上で、事業影響分析から重要業務の特定への流れを明確化し、復旧目標時間の設定方法・手順、重要業務の継続に必要な要素・資源の洗い出し方法・手順の説明を充実させています。
 また、各プロセスは、「作業の必要性」「作業方法(作業の手順)」「作業の留意点」という、わかりやすい統一フォーマットで整理してあるとともに、事業継続を担保する各計画(事前対策計画、緊急時対応計画、教育訓練・維持管理計画)の位置づけもわかりやすくなっています。
 なお、主に地震を想定した本編に加え、「新型インフルエンザへの対応のポイント」が別冊として添付。BCPを運用している製薬会社や自動車部品メーカーに取材し、取組み事例も掲載されています。

 今回の改訂作業では、NPO法人事業継続推進機構(BCAO)の丸谷理事長、県内でBCPの普及に尽力されている富士常葉大学の池田先生に多くの助言をいただき、中小企業向けマニュアルとして十分なレベルのものとなっています。
 厳しい経済環境が続いていますが、BCP策定を通じて、業務の優先順位を考えたり、業務フローを“見える化”してボトルネックの対応策を検討することは、日々の経営や業務にもきっと役立ちます。静岡県のホームページに公表されたら、ぜひ一度ごらんになって、自社のリスク管理について改めて考えてみてはどうでしょうか。

投稿者:主任研究員 川島康明|投稿日:2010年10月13日|コメントを書き込む

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