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  • 主任研究員 川島康明
  • No.0207

東海地震 父さん母さん、爺ちゃん婆ちゃんの家は大丈夫?

東海地震が起きた!
 ふう、3年前に耐震も考えて新築した自宅は壁にひびが入る程度で、うちにいた家族も大きな怪我はないようだ。
 実家は大丈夫だったかな?電話が込んでいるからなかなか連絡がつかない。まだ・・・まだ・・・。
 ちょっと待って。実家を新築したのは俺が小学生の時だから昭和50年ごろ。たしか昭和56年以前の木造住宅は危ないって聞いたことがあるけど、まさか家がつぶれているんじゃ・・・

 マグニチュード8、県内沿岸地域では震度7という激震が想定されている東海地震では、昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅は倒壊する危険が高いといわれています。静岡県には、約127万戸の住宅がありますが、県の推計によると、そのうち約34万戸(約27%)で耐震性が不十分であると推計されています。
 ちなみに、サラリーマンの場合、統計を使って平均労働時間などから仕事時間以外に地震に遭遇する確率を計算してみると約8割となります。私の場合はこのうち8割程度はうちでごろごろしているので、0.8×0.8=0.64、自宅で被災する確率は64%ということになります。たまたま現在は、築5年程度の賃貸共同住宅なので耐震性は十分と考えていますが、心配になるのは昭和54年ごろに建てられた実家の方。「うちは大丈夫」という親に、まずは診断だけでもやるように説教しています。

 「自分の家は築も浅いし耐震性も十分」という方も多いと思いますが、実家や祖父母宅が、木造で築25年以上経っていそうだということなら、静岡県では、耐震診断は無料で、補強計画策定や工事にも補助が受けることができます(下記参照)から、帰省の際にでも家の耐震について、ぜひ話題に出してみてください。国による試算では東海地震が30年以内に起こる確率は87%。地震が起きてから悔やまないように。

○専門家による無料耐震診断
 無料で市町が専門家(静岡県耐震診断補強相談士)を派遣し、耐震診断を行う。
  対象住宅…静岡県内にある、昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅。
  費用…無料

○補強計画の策定に対する補助
 耐震診断の結果、耐震性に問題がある場合、どこをどのように補強するかを検
 討する補強計画の策定に対して補助金が受けられる(実施していない市町あ
 り)。
  対象住宅…静岡県内にある、昭和56年5月31日以前に建築された木造住宅。
  補助対象…補強計画の作成について、設計事務所に支払った経費。
  補助金額…補助対象経費の3分の2。ただし、9万6千円が上限。

○補強工事に対する補助
 木造住宅の耐震補強工事に対して、30万円の補助金が受けられる。市町によっ
 ては、高齢者のみの世帯や障害のある方と同居の世帯に対する割増補助や独
 自の上乗せ補助がある。
  対象住宅…静岡県内にある、昭和56年5月31日以前に建築された、耐震診断
  の結果が総合評点1.0未満の(「倒壊又は大破壊の危険がある」又は「やや
  危険がある」)木造住宅。
  補助対象…総合評点を0.3ポイント以上向上させ、1.0以上にする耐震補強工事
  について、大工等に支払った経費(設計料も対象)。
  補助金額…補助対象経費の全額(上限30万円)

参考リンク
静岡県「耐震ナビ」(www.taishinnavi.pref.shizuoka.jp/index.html)

投稿者:主任研究員 川島康明|投稿日:2006年09月08日|

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