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  • 主任研究員 冨田洋一
  • No.0299

電動自転車の通販サイトに書かれている注意書き

 昨年4月から「特定健康診査・特定保健指導」が始まったこともあり、メタボ予防やメタボ改善のために自転車通勤する人が増えている。自転車通勤している人たちの愛車は、競技用のロードレーサーから“ママチャリ”まで多種多様だが、意外に多く見かけるのが「電動アシスト付き自転車」ではないだろうか。安いもので7万円台、中心価格帯は10万円ということなので高いようにも思えるが、通勤に片道200~300円掛かっていれば1年で元が取れる計算なので、メタボ改善のためにと奮発する方も多いのだろう。
 また、昨年6月の道路交通法改正で、子供を乗せた自転車の二人乗りは不安定で危険であることがマスコミで取り上げられたこともあって、自転車メーカーが脚力の弱い女性でも安心して走れる電動アシスト付き自転車を投入。自転車専門のインターネット通販サイトでは、「ママサイクル(子供乗せ用)」というカテゴリーが設けられるなど、電動アシスト付き自転車の人気は高まるばかりである。

 そうした中、最近、「電動アシスト付き自転車」に並んで、「フル電動自転車」がインターネット通販サイトで話題を集めている。すべて電動で動く(=ペダルを漕がなくても走れる)「フル電動自転車」は、坂道が多い地域や高低差のある橋でもスイスイと進むだけに待望の自転車と言えそうだが、通販サイトでは『公道では使用できません』と表示して販売しており、そのサイトに「この自転車、どこで乗ればいいんだよ」と、突っ込みたくなるのは私だけではないだろう。
 通販サイトが公道で乗れないことを表示して販売する理由は、フル電動自転車が道路交通法上、自転車でなくて原動機付き自転車(=スクーター)と見なされる可能性が高いためと言われている。知らずに走っていると、方向指示器やミラーがないので整備不良車にヘルメットなしで乗っていることになりかねないらしい。一部の通販サイトでは、販売する時に、フル電動にならないように修理してから販売することを明示しているところもあるが、輸入品中心の通販サイトでは、フル電動自転車と電動アシスト付き自転車が併売されている状態なので、誤って購入することがないように注意する必要があるだろう。

 ちなみに、飲酒運転は自動車やオートバイだけでなく自転車にも適用され、普通の自転車で酒酔い運転をすると、「5年以下の懲役又は100万円以下の罰金」になるそうである。メタボ改善のために自転車に乗っている人も、お酒を飲む時は会社に自転車を置いて、翌朝、ウォーキングで出勤してカロリーを消費しましょう。

投稿者:主任研究員 冨田洋一|投稿日:2009年02月13日|コメントを書き込む

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