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  • 主任研究員 冨田洋一
  • No.0315

シルバーウイークは穴場を狙え!

 今年は祝日法の関係で、土曜日を休日として数えた場合に5連休が2回も起こる。1回目は5月2日から5月6日まで、2回目は9月19日から9月23日まで、である。前者を“ゴールでウイーク”と呼ぶのに対して、後者を「シルバーウイーク」と呼ぼうとする動きもあるが、現時点ではあまり浸透していない。しかも、次回の秋の5連休は6年後ということで、名前を浸透させるのは、かなり難しそうである。

 とはいえ、シルバーウイークに関しては、観光業界が1年以上前から注目しており、いろいろな動きを予想していた。“5連休になれば旅行需要が伸びる”という声が圧倒的に多かったものの、その一方で消極的な声も聞かれた。いくつか紹介すると、“8月の稼働率が下がる”という説。これは、消費者のレジャー支出の総額は増えないので、宿泊料金などが高いお盆の時期をはずして、料金が下がる9月の5連休に分散するというもの。今年8月は、長梅雨と地震のダブルパンチを受けたので検証することはできないが、個人的には当たっていたように思う。また“9月の5連休は意外に盛り上がらない”という説もある。こちらは、5連休に敬老の日と秋分の日が含まれるため、祖父母や先祖のもとを訪れる里帰りは変えにくく、夏休みのようなレジャー需要を喚起できないと考えた仮説である。

 ただし、静岡県の状況は違う。すでに前売券だけで40万枚以上が販売されている「浜松モザイカルチャー世界博2009(愛称:浜名湖立体花博)」が9月19日から始まる(~11月23日)ので、シルバーウイーク中は、会場となる“はままつフラワーパーク”が多くの人で賑わうことになるだろう。
 その一方で、穴場的な存在になるのが伊豆半島である。8月の地震では、伊豆市が震度6弱だったり、道路の一部が通行止になるなどマイナスイメージが広がったが、7月末には渋滞のネックだった国道1号線を迂回する「東駿河湾環状道路」が開通したほか、9月からは伊豆半島全体で“伊勢えび祭り”も始まる。しかも、8月末まで終了する予定だった「伊豆に泊まろう!キャッシュバック大作戦」も川勝知事の意向で延長することになるらしく(8月20日現在)、沼津、三島、函南、熱海以南のホテルや旅館に泊まると、伊豆スカイラインや修善寺道路の通行料金がキャッシュバックされるなど、伊豆半島を訪れると、さまざまな特典を得ることができるので狙い目であることは間違いない。

 シルバーウイークという名称は浸透しそうにないが、県民を含めた多くの人達に秋の5連休を楽しんでもらうためにも、県内全域の宿泊施設や観光施設では観光客が楽しめる企画を用意して、積極的に呼び込みたいものである。

投稿者:主任研究員 冨田洋一|投稿日:2009年08月21日|コメントを書き込む

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