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2015/06/13

第50号~防災産業の育成に向けて(高知県の場合)


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◆内陸フロンティア推進コンソーシアム メールマガジン◆ 第50号 
                           [2015.6.12] 

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~防災産業の育成に向けて…高知県の場合~ 

 今回は、静岡県でも成長が期待されている防災産業について、平成24年度から 
振興に力を注ぐ高知県の取組みをご紹介します。 

 「『内陸のフロンティア』を拓く取組」について詳しく知りたい方は、静岡県 
のホームページもご覧ください。 
http://www.nf.pref.shizuoka.jp/ 
  
■第50号の目次■ 
1 高知県の取組概要 
2 ステップ1「交流」からステップ2「地産」段階の支援について 
3 ステップ3「地消」からステップ4「外商」段階の支援について 
4 静岡県の防災産業の現状と取組拡大に向けて 

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1 高知県の取組概要 
 
 “台風銀座”とも呼ばれる高知県。同県の商工労働部では、そうした立地環境 
を背景に蓄積された自然災害に対応するノウハウやスキルを活かして地域産業の 
柱にしようと、平成24年度から防災関連産業の振興に力を注いでいる。キーワー 
ドは、“県内の防災関連需要を県内製品で満たそう”という「地産地消」、“全 
国から求められる製品を県内企業が開発して売り出す”という「地産外商」であ 
る。

 そして、その実現に向け、製品企画の検討から試作開発、販売に至る一連の 
事業活動を、ステップ1「交流」、ステップ2「地産段階」、ステップ3「地消 
段階」、ステップ4「外商段階」の4段階に分けて、県が効果的にサポートす 
る。 


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2 ステップ1「交流」からステップ2「地産」段階の支援について 

 最初のステップ1「交流」段階では、業種横断的な交流会を県が主催。ただ 
し、単なる情報交換にとどまらず、防災用品を扱う商社のバイヤーを招聘し、企 
業が持ち込んだアイデアに意見をもらってブラッシュアップを図るという「相談 
会」的な役割も持つ。 

 次のステップ2「地産」段階では、コンサルタントなど専門家による技術指導 
などを通じて製品化を支援するが、高知県独自の「防災関連製品認定制度」を設 
けている点がユニークである。企業からエントリーされた製品について、大学教 
授や県工業技術センター研究員、バイヤー、自治体の防災担当者などで構成され 
る審査会(年2回)において、品質や安全性、商品性などを審査するもので、こ 
れまでに80点余りが認定を受けている。

 審査会では、良い企画だが製品としては難がある案件などは問題点を指摘し、
再チャレンジを促す。企業では、この認定 を取得することにより、県の新事業
分野開拓者認定制度※による随意契約対象になり得るといったメリットがある。
また、認定された製品は、県が発刊するカタログ「高知防災モノづくり
SELECT BOOK」に掲載されるともに、県公式ホームページでも情報が
発信され、県内外へのセールスに活用されている。 


※新製品の生産により新たな事業分野の開拓を図るものとして総務省令で定める 
ところにより普通地方公共団体の長が認定する制度。認定された者が新商品とし 
て生産する物品を自治体が買い入れる場合、随意契約によることができる。 

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3 ステップ3「地消」からステップ4「外商」段階の支援について 

 さらに、ステップ3「地消」からステップ4「外商」では、県内の防災イベン 
トだけではなく、全国の防災関連見本市などにおいて、高知県としてブースを設 
けて県産品をPRする。26年度は県外だけで年間13カ所に出展し、徐々に認知度 
も高まってきている。 

 こうした取組みのための年間予算は7,000万円と決して多くはないが、効果を見 
据えた支援が奏功し、防災関連産業の売上は、初年度の6,000万円から25年度には 
10億円を超え、26年度は16億円にまで伸長。27年度は24億円を目標に掲げてい 
る。 
 

 今後は、台湾での商談会開催の準備を進めており、いよいよ海外市場の開拓に 
向けて本格的な支援に動き出す予定である。 


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4 静岡県の防災産業の現状と取組拡大に向けて 

 ここまで高知県の取組みをご紹介しましたが、先般ご紹介した「県内企業の防 
災対策および防災関連ビジネスの実態に関するアンケート調査」によれば、334社 
が防災ビジネスを手掛けています(回答企業1,889社のうちの17.6パーセント)。 
また、回答企業の防災製品の年間売上合計は、100億円を超える水準にあり、ビ 
ジネス分野として一定の集積を形成していると言えそうです。 

 今後は、長年培ってきた「ものづくり県」、「防災先進県」の強みを活かし、 
こうした可能性の高いビジネスをさらに成長させていければと考えています。皆 
様には、防災産業推進に対する考えや意見を是非いただければと思っています。 

 なお、6月17日(水)から19日(金)まで東京ビックサイトで開催される「ス 
マートコミュニティJapan2015」に静岡県が出展し、防災先進県としての取組みを 
全国にPRします。ご興味・関心のある方は、是非、ご参加ください。 

 スマートコミュニティJapan2015 主催 日刊工業新聞社) 
 http://www.nikkan.co.jp/eve/smart/ 

※事務局の都合で、配信日を15日とさせていただきました。 
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