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  • 主席研究員 山崎眞嗣
  • No.72

"おもてなし"でマラソン大会の経済効果を高めよう

ランニングを趣味とする人が増えている。「レジャー白書2016」(公益財団法人日本生産性本部)によると、余暇活動の参加人口(年1回以上)において「ジョギング、マラソン」が前年から50万人増えて2,190万人となった。参加人口上位20種目の中で増加したのは、「国内観光旅行(避暑、避寒、温泉など)」以外では「ジョギング、マラソン」だけだ。
ランナー向けのポータルサイト「RUNNET」の運営や雑誌「ランナーズ」を発行する?アールビーズの「ランナー世論調査2016」によると、ランニングを始めたきっかけは、「運動不足解消・エクササイズのため」「健康のため(減量でない)」「ダイエット(減量)」がトップスリーとなっており、自身の健康維持増進のために始めた人が多い。この時期、年末年始の飲み過ぎ食べ過ぎで緩んだ体を元に戻そうと始める人もいるだろう。しかし、一度始めると、走ることが面白くなってくるようで、ランニングを続ける理由は「レース出場にむけて」がトップになっている。
私も「ダイエット(減量)」のため、40代前半でランニングを始めたが、最初は500mも走れなかった。しかし、徐々に距離を伸ばし、5km 走れるようになるとレースに出場してみたくなり、出場するようになると自分のタイムがわかり、"少しでも速くなりたい"と「レース出場にむけて」ランニングするようになった。
こうしたマラソン人口の増加を地域活性化につなげようと、多くの地方でレースが開催されているが、その受け入れ態勢や地域の雰囲気の良し悪しが、参加者の印象に大きな影響を与える。ランナーが気持ちよく走ることができ、来
年も参加したいと思ってくれれば、参加者が増え、宿泊や飲食で地域にもお金が落ちる。当所では「静岡マラソン2016」の静岡県内産業への経済波及効果を15億円と推計しているが、さらなる上積みも可能だ。
「RUNNET」に掲載されているランナーの感想レポートにおいて、昨年10 月開催された「しまだ大井川マラソン」の参加ランナーから、「沿道で風船を持って大きな声で応援してくれた女性がいた」「ゴール後、疲れた足で預けた荷物を取りに行ったところ、ボランティアの中高生が、走って荷物を取りにいってくれた」など多くの感謝の声が寄せられた。この"おもてなし"により、翌年も参加したいと表明するランナーも多く、運営側と地域住民のおもてなしが次回の盛り上がりにつながっていく。
今年も2月19日に開催される「浜松シティマラソン」や、3月5日の「静岡マラソン」など、県内で多くの大会が予定されている。運営側はもとより、市民の皆さんの沿道からのランナーに対する温かい声援を期待したい。

投稿者:主席研究員 山崎眞嗣|投稿日:2017年01月31日|

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