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NEWS RELEASEニュースリリース

2014.10.30

都市の魅力を発揮し交流人口の拡大を ―政令指定都市の人口動向と産業構成―

(要 旨)

◆静岡市、浜松市ともに人口はすでに減少傾向に転じており、今後、少子高齢化が一層進行することが予想されている。その背景には、若者世代、とりわけ女性の転出が大きな要因として考えられる。両市とも、政令指定都市の中では例外的に、大学生世代の市外転出という特徴が見られ、若者の雇用の確保が大きな課題となる。

◆両市の職業別人口構成をみると、現状では「生産現場」の色彩が濃く、また、両市の消費支出の傾向からは、街に賑わいのある消費環境が形成されているとは言い難い。高速交通ネットワークが発展し、地域間競争が激化する地方都市において、賑わいを取り戻し活性化につなげるには、今後は、若者、とくに女性にとってやりがいのある仕事、働きやすい就労環境整備、住みやすい街づくりの重要性が増している。

◆首都圏など、近年人口が増加している都市の産業構成をみると、情報通信業や学術研究・専門・技術サービス業の集積が厚く、情報発信源としての優位性が際立っている。静岡市、浜松市についても、地域資源を活かし、産業、技術、特産品、文化など、さまざまな分野でナンバーワンやオンリーワンの創出を促すことで、都市としての魅力を発揮し、交流人口の拡大につなげていくことが望まれる。

(本文は、維持会員専用サイト内「研究季報 vol.79」でご覧いただけます。)